森で勉強する(32)http://selflearning.blog.so-net.ne.jp/_pages/user/iphone/article?name=2012-07-04-3 の続き。
入試において過去問は木であり教科書やホーム図書が森にあたる。
1つひとつの過去問をやることで自分がどうなればいいのかが見えてくる。
すごい問題、ゴイスな問題、いい問題、わるい問題ある。くー、そうきたかー、おもしろいなー、ゴイスだな。持ち帰って検討します!勉強させてください!という問題もあれば、そんなので私の力が測れるの?なにこれ?(つん)という問題もある。
でもそんなことをただ批評しているだけでは何かは始まらない。難問奇問良問悪問いいもんわるいもんゴイス問含めて、過去問をやるときには得点を集める人でもなければならないもん。
入試はそれが紙に書いた答案用紙を採点されるというルールでの得点形式である限りスコア(素点)を多くとった人が問題(=課題)解決者である。
まだ修行中の身で過去問を前にしても制限時間内に何にも手がつかないなら、何が足りないのかがわかる。
基礎のピースがそもそも足りないならそれをホーム図書で集めるしかない。
時間が足りないならスピード◯を身につけるため「知識の引き出し」速度、文字を書く速度を常日頃測定するしかない。毎回時間を測定したらいい。
読んだらわかるが思いつかないなら繰り返しや定石定着により「知識の引き出し」を強くする。
過去問や模試が本番と異なるのは分析し反復し反省する時間までが与えられているということにある。
はじめから合格最低点を超えるようなら苦労はないがそうは問屋が下ろさない(過去問屋だけに)。
過去問は10年分、20年分、30年分と縦に進み、他の学部の類似問題まで横へよこへ広がり、解いて構わないが右から解いて左に流す合気道術の流儀でやってはいけない。
解いて格闘して立会いからやりなおす相撲稽古のように繰り返し、解けるまでやったほうがいい。
過去問という大木を見て入試を知ったらいつも基本のホーム図書に戻ったらいい。家は戻るためにある。
ホーム図書のメモに何年にどういった形で出題されたかをメモしてもいい。
ホーム図書の解決方法を調べ相談しコンサルトし自分なりの形での結論を持っておけばいい。
過去問や会場模試と稽古するたび、闘う自分に磨きをかけ心技体を高めることができる。
過去問を復習してしまい丸飲みしてしまい自分を大きくするのなら、悪問奇問さえ肥やしとなるだろう。
それどころかほとんどの入試問題は何ヶ月も寝かせてつくられた大作であって、学ぶところがたくさんあることだよ。