かつてあるがお〜★系のミスチルにもお詳しいlionさんが電子的な日記に書かれていた。
勉強道具を揃えるのにも金がかかると。
いつもそのことを思う。
その方はまた別の機会に「一に目標、二に教材、三に環境」と書かれていた。
http://lionlife.hakumon.info/?eid=937235
教材、とりわけ本を揃えることについてわずかだがヴォクの知っていること、要するに全部をここに書こう。
合格体験記(100人以上の事例を参考にする。)・・・2、3日集中的に読み自己のプラン作成の鏡にできる。ときにモチベーションアップのエールを永く与えてくれる(エール出版社さんだけに)。
辞書(電子書籍で構わない。)・・・情報の多さ、独自性もさることながら検索効率アップに。用例や独自解説の多い電子辞書は欠かせない。
参考書(難しくとも何でも載っている。)・・・調べるは学習の基本。勉強すればするほど調べる時間は多くなる。
音声・・・耳から聴いて覚えるのが合う人もいる。リスニング音声はとくに欠かせない。(それなのに国の学校の教科書にはいまだ音声をつけていないという。)
導入書(イメージ中心。詳しくなくとも全体像をパッとつかめる。)・・・語学春秋、中経など「実況中継」や「面白いほど」系、社会人向けの書物は読んだ方の感想だけでなく自分が立ち読みしてもわかるかを書店で実際に読んで検討したい。予備校の授業が再現されたわかりやすく独学独習用で安価なものが今世紀に入って一気に増えている。利用すべきだ。
思考回路本(著者の思考体系や解法を丁寧に再現。一生もの。)・・・絶版も多いのでamazon、ブックオフの中古市場を活用したい。思考回路本は点数アップの観点もあるがむしろ人として学ぶ喜びを与え続けてくれることだろう。
過去問・・・出題形式、出題範囲が類似する部分はできるだけ多くの年度のものと格闘したい。まずもって形式が学校ごとに違う。たとえば同じ私学でも立教と明治と立命館ではもうまったく出題形式が違う。
過去問はときに最高の稽古相手、最高のコーチになる。しっかり利用し、解説や解答の一部にツッコミや別解を入れられるくらいでありたいものだ。
受験勉強に必要な書籍を揃えるのにはそれなりの費用とかなりの執念を要する。でも予備校の講習会で師匠の講義に払う御礼と比較して検討の上、あるとよい書籍は持っておきたい。とくに過去問は準備のはじめの一歩になる。
(3年後には電子書籍や電子媒体、映像授業で学習するのも本と並んで一般的になると思うが今回はこの点についてだけはカットした。)
教材に関しては何が必要かはじめからわかる必要はないと思う。
逆に人に与えられることのできない「自分の目標」(本気)とわずかばかりの入試過去問があれば自ずと道は開けるだろう。
でも、結局どれをしよう。この問題集で最後まで行く? ファイナルアンサー?
ちょっとまようなー。
と、必要のものをあげてきた。
まとめるほどでもないのでもう一度知りたい人は最初からどうぞよろしくね。
でね、最後にいちばん大事な準備があるの。
どんなツールを揃えても、どんな道具をもらってものび太みたいに使う人がいるの。
考えるのび太。
映画ののび太はいつもかっこよかった。
考えるのび太に道具を与えたら鬼に金棒。
書を開く前に考えよ。
読む前に自分の足で考えよ。
人に聴くまえに自分の目で考えよ。