上尾市 桶川市 個別指導 学習塾 セルフラーニング光塾

プリントの話(1)

プリントと呼ばれる用紙に解説のポイントを書いている。紙はましろな粉雪(高校の先輩辛島美登里さんがサイレント・イヴで歌った冒頭で)の色よりはむしろ少しだけ黄色みがあるくらいがいい。

 

結構凝り性なのかどうしても盛り込みたくなる性格からか、1回の授業で配る何十枚の学習用プリントのうちたった2枚の読解プリントを作成するのにも何度も推敲して平均4時間くらいかけている。

なぜかそのことは一度もこのようなブログhttps://blog.hikarijuku.education/

に書いていなかった。

 

プリントは毎年使い回しでなく毎回毎週塾生の到達目標を鑑みて調整しながら作り変えているためこのようなことになる。

明らかに非効率なことであるが半分趣味なので苦ではない。

苦ではないができるだけ短くして違うところに時間を使いたいと思うことはある。

ここを伝えたいというのがありここを復習して血肉化してほしいというのがある。

次の授業でそれを使って読んで解いて習得したところが見たいという希望と期待を込めて作っている。

印刷物は入試問題同様に読みやすくしているがここだけはという解説はあえて手書きしている。

手書きした上で印刷するわけだが微文字なのがむなしい。

許されるなら塾生に書き換えてほしいくらいだ。

そうだ、自分で写して自分の字を読めば同じことではないか。はっはっは、ならばヴォクの字が読みにくかろうが微妙だろうがそんなことはどうでもよろしいということになる。

 

解説プリントは魂のプリントで、まだ身についていないかもしれないがぜひ身につけてほしいことを細かくdetailedにメモしている。名詞+edからできる過去分詞の意味は毎回のように伝えているのでここでは書かない。不思議なくらい文法書や参考書に載っていないことほど授業中に伝える。当たり前のことだが市販の参考書はほぼすべて所有して目を通している。

 

子どもに模擬試験の結果を持ってきてもらうときに答案を見て感じたこと、先週の授業で記述解答を見て感じたことを早速次の週のプリントに反映する。

善は急げどころか善は翌週にはすぐにもう伝えたい。

伝えるのはかんたんでも身につけるのは簡単ではない。

そこは復習と反復によって意識しないでもできるくらいまで刷り込んで自分の型に取り込んでみてほしいという願いをこめて毎回プリントを作成している。

こんな細かい字で見えるかよっというのは当たり前のこと、大きな字でなんだこれはと言うのは必ず習得しないといけないポイントになっている。

 

と書いてみたがぶっちゃけ高校生のエナジーはバカでかいので負けたくないという気持ちで書いている。

ヴォクは歌が歌えない。

ヴォクは髪を上手く切れない。

ヴォクは名もなき詩lionさんのようなカレーが作れない。

ヴォクはメガネが作れない。

ヴォクはゴミを捨てられない。

 

でもプリントを作ることができる。

 

分厚い書物一冊を読んで知り得たコツをたった一行の文字の中にも圧縮して伝えたい。

 

(つづく)