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どうでもいい話(160)

通知票を見せていただくことが多い。

入試に関係がある場合、次の作戦について一緒に考えることもあるが、結論はいたって単純なことが多い。

今までやっている練習の精度を上げるということだ。

練習の精度を上げるのと成果は比例する。

現代文なら一度精読して解答しているものを辞書を引き、二度三度読み要約し、その上で答案をつくるようにする。読み解くとはあっちこっちを読むということでありじっくり立ち止まるということである。

数学ならわかってできて青◯をつけた問題を、再度日を変えて解き自力がどれだけ上がったのか確かめる。誰も見ていない机の上で。3周とか4周とかでなく自力○になるまで何周か。

英語なら赤字のポイントだけでなく薄い黒字のどうでもいいような単語まで含めて本文の細部にまでこだわって研究する、といったように。

課題=解決するべき問題点の大部分は単に徹底的にやっていないということに起因している。

結果を出したいと思うなら練習量を1.5倍にしてでも細部まで徹底してやりこむ。

一日中空いた時間の全部を使ってでもそれをやる。

解く回数を数字で残して検証してみる。

練習の時間を数字に残しておく。やり切ったかいなか一目瞭然となる。

二つ目の◯を緑色でつけておく。

具体化はどんな仕方であれ、今やっている練習の精度を上げることが上達の道となる。

中1で英検の2級をとった子がいるが英検の過去問集の類は何もやっていなかった。

彼はしかし普通の普段の課題を一所懸命にやってきた。

普通ならときどき不合格があっていいような見極め試験で、40周連続で合格した。

600の英文をいつでもスラスラと言えるだけだった。

「600選」と『ニュース英語のリスニング』と「システム英単語」と「速読英単語必修編」第2版と「速読英熟語」の5点セットを1章ずつほぼ毎日繰り返していた。

すごい勉強法なんていうものがあったらみんなそれをやるに違いない。

実際、質的な差はどんな学習法であれ大差ない。

成果の差異は、同じ練習でも徹底したかどうかの中にある。