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不眠症(2)

高校のころいつも競争していたKくん。ラ・サールを蹴って公立の高校に来ていた。

彼は司法試験をススっとパスして、いまは大学の教官をしている。

新宿の茶店でお茶をしても法律の話などするわけもなく、だいたい高校の頃の話が多い。

彼は高校時代不眠症で毎晩2、3冊本を読んでいて、国語が高校で一番だった。新しい小説を読むのも誰よりも早かった。

国語の教師が「◯◯を読んだひと?」ときけば毎回彼が手をあげていた。彼以外の誰も読んでいないことが多かった。

ヴォクは国語が得意な方だったが、Kくんに国語で勝つことはなかった。

今日聞いてみた。

国語の勉強は何をしてたの?と。

彼の答え。

本を読んでたよ、と。

なるほどねー。