中3生は次回の学年末試験で中学生活最後の定期試験となる。泣いても泣いてもファイナルラウンドだ。
何度か書いたが中学の科目の学習内容に才能なんてものは関係ない。
中学の科目の学習内容に才能なんてものは関係ない。
中学の定期試験は努力したものが点数をとる世界だ。
ヴォクの塾は定期試験の過去問は一枚も配らないが、努力することを教えている。
最後まで自分の話ばかりでかっちょわるいが、ヴォクは高校入試で一位合格を目指して勉強していた。塾にはたまたま行ったことがなかったので教科書と書店で買い求めた参考書・問題集を利用した。
中3になっても14クラスで学年一位をとっていた。
中3の学年末試験。高校1位合格を目指す以上、中学内レボーでトップをはずしておきたくはなかった。その中学は県内トップの公立高校に例年何十人も行くような勉強中学だった。校内順位はヴォクにとってそのまま入試を占う目安になった。
中3の3学期。最後の定期試験。通知票に関係なくとにかく点数をとるために勉強した。3学期の成績が高校に行かないことはどうでもいい。ヴォクはヴォクの決めた目標を達成するために準備を重ねた。
結果は数学、英語、社会、理科、国語とも学年1位の得点だった。完全勝利。
点数は数学100、英語100、社会100、理科100、国語81。国語はこんな点数でも学年1位だった。
自信があったからだろうか、高校入試当日の朝にアクシデントで眼鏡が割れたのだが試験はなんとかなった。
高校入試を前にする。通らなかったらどうしよう?(という不安がよぎることがある?)
あなたが通らなくて誰が通るの?という子がいる。
ヴォクは言いたい。あのね、あなたはあのときのヴォクよりがんばっているよ。
むしろトップ合格、めざしてもいいんじゃないかな。
後記:
定期試験学年一位を目指して猛練習を重ねた子がいた。
残念ながら3年間15回の中でとれなかった。
ほんの僅差であったかもしれないが、金メダルには届かなかった。
でも次につなげたい。
本人からまだ目標を聞いていない。
ヴォクはコーチに就いたので勝手に考えてしまう。
高校ではそれをとってみたい。
社会理科が鍵になるだろう。
英数国では失点はほとんどないはずだから、と。
難易度はさらに上がった。
オリンピックみたいだ。
天下一武道会みたいだ。
でもあの子ならそれができるかもしれない。
定期試験学年一位(了)