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宿題 to you

YUIのアルバムを自慢気に見せてきた子がいたが、あいにくそれをヴォクは予約してシャッフルしていた。

電車で読んでいるといってある本をなでなでしながら見せてくれた子がいたが、あいにくその人の本は全部ヴォクも好きで読んでいた。

このコーヒーはうんまいし、眠くならなくていいと無言のアピールをする子がいたが、あいにくヴォクも水飲み場にゆく度にガブガブ君していた。そんな夏の夜ですがみなさん、いかがお過ごしでしょうか。

いささかも言葉を選ばずに言うなら宿題をたくさん出すのは、パワーをつけてほしいからだ。

(土曜日の学校の補習の後に塾に)、眠くならないようにと缶コーヒーをもってきた子の学校の夏休みの宿題の多さは学校の鍛えあげようという教育的配慮と愛情に満ちあふれている。

つぶれるくらいの宿題を前にして、スルーするのか、適当にうまくさばくのか、きちんとやって実際につぶれてしまうのか、子どもには選択の余地がある。

この子はやるだろう。つぶれてしまうくらいに練習したい、そういう声にならない意欲が潜んでいる。

いったいどれだけ勉強したら満足できるのか、それは当の本人にもわからない。しかしどんなに時間がかかってもこの夏休みは仕上げてみたい、その後に強くなっているはずの自分に会いたくて。

ある高校はいつものことながら、同じ英語の長文を紙に何回も何回も写させる。それにどれくらい意味があるのだろう、詳しいことはわからない。そんなことをして英語をうまく愛せなくなるかもしれない。あるいはまた英語マニアになるかもしれない。

たしかにやってみなければわからないことが世界にはたくさんあって、なにもやらないよりはたくさんやらせてみたい、色々経験させてあげたい、でもつぶしはしないか、いや遊ぶよりいいんじゃないか、そんな風にして結局宿題は出る。

それを自分の力になるようにと喜んでやるものもいる。

それの価値をあれこれ考えるばかりで好き嫌いを言い、言い訳をし、部分的に片付ける人もいる。そこには自由に選択できる余地がある。

今日ヴォクはその子に毎日音読しなさいと言った。それをやればいいことがあるよ、と伝えた。

その子が毎日本当にやるのかやらないのか、それで習慣が変わる。たったそれだけのことで次の英語の点数が変わる。運命が変わる。

宿題とはそういうものだ。

強くなりたいと思うなら、宿で寝る前になんとかして全部やりなさい。

強くなりたいと願わないのなら、それを捨てなさい。