浦和高校の子がいつものように実力テストの結果を送ってくださった。
自己ベストを更新できず苦しみもがいている。入学時から志望大学は東大一本。
克服すべき課題が常に明確な状態。何をやりたいという自分の勉強がいつも明確な子。人ごとでなく他人に強要されるでもなく自分がこうしたいをもっている人。このようになれるのにはご家庭の、本人に任せようとする深いご理解も必要条件になる。
ハードな運動部活と両立しながら少ない時間をやりくりして時間を稼いで、今日も一枚できれば二枚、明日も一枚できればもう一枚の知識と技を習得するという初心を忘れない。自分の課題、自分自身の現状との魂のこもった向き合い方で、実力の塊を大きくしていきたいと自分から動いている。そのマインド ( 自分の勉強 ) があるのであとは技術向上と知識拡大のため、目標実現ライン到達へ向けて、( 鬼勉強 ) あるのみ。どんな科目にもややこしい部分や盲点になりやすい細かい点、難所、峠があるのだから遠回りすることを嫌がっていては習得できない。(たとえば英文読解なら , という . の次に小さなゴミみたいに目立たない記号が解釈の最大の鍵を握っている。このカンマは何かと意識したりしなかったりしながら読むことを要求される。) 近かろうが遠かろうが色々自分なりの仕方でやってみてなんとかギリギリのところで自分のものにしていくしかない。
この子は小学生の頃から好き嫌いの科目を決して言わず、目の前に現れる何でもかんでもまずは力いっぱいやってみるというところが鬼なところ。普通は食わず嫌いをつくってしまうものなのに自分の力をつけるためならとなんでもやってみるという心がある。そこをヴォクは見習いたい。
(自分の勉強) 自分のセルフラーニングの型ががっちりとあるのでそこは大事な宝物としつつ、戦術にも改良改善工夫を見つけて重ねて、制限期限までに目標ラインを上まわってゆくよう間に合ってゆくようにするしかない。