上尾市 桶川市 個別指導 学習塾 セルフラーニング光塾

貴乃花の鬼の形相

連続で三期、四期、五期と学年一位をとると、まわりからのプレッシャーというものがいやおうなしに発生する。10人、20人の上位陣が彼、彼女に勝とうとして敬意をもって戦いを挑んで来る。「○○くん・○○さんに勝ちたい」、そんな声が学年の中を駆け抜ける。もはや何点とりたいとか、オール5がとりたいとかどうでもよくなるようだ。その人に一回でいいから勝って学年一位をとってみたい、そういう雰囲気になる。

(中略)

そのプレッシャーに打ち勝つ当人にとってはその何度となく繰り返されるタイトル防衛戦がまたとない自己研鑽の修行となり、さらに力をつけてゆく。攻めて向かっていった試合に勝つよりも、守って勝つのが難しいのは多くのものの知る通りだ。どっしり守って勝ち続ける、そんな大横綱みたいな存在は稀有の輝きを放つ。

(中略)

定期試験の学年一位は五番以内を狙おうかくらいの気迫ではまずとれない。一位は一位を狙って最後の最後まで「鬼の形相」でつめていかないとなかなかとれない。なるほど点数にしたら1位から10位までは10点や20点しか点数差はないかもしれない。しかしそれが470点から上の10点か20点なのだ。490と470の差は、390と370のそれとは価値が全く違う。試験の性質上、475から上の点をとるには全科目100を狙う必要が生じてくる。まぁ100をとらなくてよいのは、中学高校の定期試験なら国語くらいのものだろう。

英100数100理100社100国95で計495とか、その辺りに目標設定して戦いに臨まねばならぬチャンピオンは、試験前になるとプレッシャーがすごい。試合前夜は緊張から眠れなくなることもあるだろう。おなかもいたくなったりするんじゃないか。

(後略)

というようなことを定期試験シリーズでさきの塾の日に書いたが、今回鬼の形相で学年一位を狙っていったものが、塾内に6人いた。

「何位をとりたい?」という質問に、「学年一位をとりたいです」と真剣に答えた子たちだ。

その中の1人の点数がたったのさっき、メールされてきた。他の5人はまだ結果が出ていない。

点数は、「100、100、99、97、100、計496」だった。

目標の495を上回ることができている。鬼の形相で、学年1位を取りに行く勉強をこの子はしてきていた。

今回は学年一位を奪回できるかもしれないね。おめでとう。

メエルをもらって、貴乃花の鬼の形相を思い浮かべたヴォクなのです、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

ほな、教材作成に戻ります。