たとえばー、あくまで例えばだが人気のレシピというものがあってしっかり真似したらそれなりにうまい料理ができるかもしれない。
ネットで検索して人気のあるメニューがあったとして真似してみたらそこそこマイウーな料理になるかもしれない。
勉強するときにどんな段階で何の参考書を使ってというのも、料理のレシピみたいにパターン化されたコース(みたいなもの)が存在しているのか否か。どっちなんだい、ということについてちょっと考えていることを書いてみたい。書いてみたいから書いている。
たまに、あくまでたまにご質問をいただく。本人に任せて放置するのがよいのか、管理した方がよいのかと。
子どものうちは管理が必要な面も多いと思う。トップ校でも管理型指導でもなんとかなるだろうし、放任型の指導でもなんとかなるだろう。
高校生になると学習内容の面で5教科7科目入試の難関受験となればやることが中学の6倍程度にはなるので管理するとなるとしても大変になる。そもそも高校生本人が管理を嫌う場合もあるだろうし逆に管理されるのを好む場合もあるだろう。
ここで、管理か放任か1つのやり方しかないと考えるのは難しくなると思う。個性と言ってしまえばそれまでだがやはり人によって時期によってどうやったら今伸びて受験に間に合っていくかというのは個人差時期差が大きい。様子を見て心技体を見ながら指導できるのが環境としては望ましいと思う。
学校には教科書があり問題集があり授業がある。それらをただしっかりやるだけで難関突破できるかと考えると、なかなか難しい。
過去問30年分程度をどう解くのか、未習得の必要な技術をどんな問題演習を通して身につけたらいいのか、その部分は指導経験がある人に進捗や成果を見てもらうといいと思う。ちょうどピアノの先生や運転の先生が見極めをするように、要素ごと、ステージごとに具体的な何かの要素を確認することはコーチ、講師の最も得意とする仕事なのだから。かたや全体を見ること、全教科を眺めること、教室にいない時間を眺めようとすること、そこはコーチ、講師でも苦労するところである。
マラソンには途中まで並走するペースメーカーがいると思う。いまは受験戦略、学習戦術もネットにあふれてはおり、スタンダードとされる(ような)練習メニューを見ることはしやすい時代になっている。つまり学習者はペースメーカーの走りがどのようなものなのかについては相当の知識を得ることがしやすい時代になっている。
本当によい計画がある場合に、それを実施する、問題演習を進める、覚えるべきことを覚え込んでいくということができれば力はついていく。では本当によい計画はどこにあるのか。
ネットが発達していなかった時代には、どういう参考書問題集を選ぶかも含め学習の組み立ても自分で考える人が多かったはずだ。何の本をやればいいかの標準的な解や多数派的な解というものが今ほどなかったはずだ。どういう参考書や問題集を選ぶのかを考えるところから独学がはじまっていた、よい本を探すのも実力のうちというのが昔の独学のあり方だった。
しかし今は違う。
受験戦略の本が多くあり、ネットにも合格体験談などが多数ある。多数派、個性派、自分に似た環境の人のやり方など多くの勉強法に触れることができるようになった。受験勉強のスタンダードな並走者が見つけやすくなっている。
最近はヴォクは回答していないがYahoo!知恵袋もある。どうしたらいいかたくさんのアドバイスまで無料ですぐにもらえる。掲示板というものもある。書評なども多くのコメントを読めるようになっている。
(つづく)
参考文献
plus iOS11でめっさうれしかった機能は、画面収録。
自分の画面を写真としてキャプチャーできる機能はこれまでもあり便利だったわけだが、アプリなしの単体で携帯画面の動画をとれるようになったことは非常に大きい。解説なんかもいくつも画面をビフォーアフターで撮りなおししなくても手書きするところを動画にとってそのまま送ればいいということになる。
youtubeの動画がおもしろいことのポイントのひとつも動画収録(画面収録)にある。
いやー、この機能がポンとボタンひとつでつかえるなんて!!
長嶋茂雄さんの言うところの、360度の大改良です、ええ。
きょうの高校物理(1)
中学の頃からやっている等加速度の運動。速度が一定なのでなく加速度が一定ということの理解。
a が一定ということはグラフにすると3パターンあるということの大局観。
a が正のときは・・・
a が0のときは・・・等速!
a が負のときは・・・
と場合をつくして考えてはじめて一般化できたといえる。
こう言う考え方、論理も数学と同じだ。
物理は数学と同じであり、物理は論理である。
速さの3式
公式が3つ
1はv0+1a, v0+2a, v0+3a, v0+taだから一般式のv=v0+at
2が重要
3は1かつ2→3だから1, 2 からt消去.
では3式は不要か. yes
しかし速く解きたいtのない問いには3が有効.速い.
2は速さ×時間だから三角形の面積を求めたら変位が出る.
1番のポイントは変位とは何か?
変位とは座標ではない。それから変位とは道のり=移動距離ではない。たとえば北本から上尾へ行って桶川まで戻るとき変位は 桶川-北本 すなわち 後 - 前。
変位 とは あとの位置 - 前の位置 。
これは加速度aが負のときつまり行ったり戻ったり速度が正になったり負になったりするときに誤解しやすい。
速度がずっと正のときは変位は距離と等しいが、速度が負になって戻ったりするときにはグラフの面積まで戻って考えてみる。
かくして変位の式が得られたらあとは問題演習でよい。
aはvtグラフの傾きであって, 面積は変位である.
変位のことを1題解くごとに理解でき、3式の変位の式を導出するごとにグラフの有用性、数学の微積分との関連だということがわかってくる。
公式が3つ
1はv0+1a, v0+2a, v0+3a, v0+taだから一般式のv=v0+at
2が重要
3は1かつ2→3だから1, 2 からt消去.
では3式は不要か. yes
しかし速く解きたいtのない問いには3が有効.速い.
2は速さ×時間だから三角形の面積を求めたら変位が出る.
1番のポイントは変位とは何か?
変位とは座標ではない。それから変位とは道のり=移動距離ではない。たとえば北本から上尾へ行って桶川まで戻るとき変位は 桶川-北本 すなわち 後 - 前。
変位 とは あとの位置 - 前の位置 。
これは加速度aが負のときつまり行ったり戻ったり速度が正になったり負になったりするときに誤解しやすい。
速度がずっと正のときは変位は距離と等しいが、速度が負になって戻ったりするときにはグラフの面積まで戻って考えてみる。
かくして変位の式が得られたらあとは問題演習でよい。
aはvtグラフの傾きであって, 面積は変位である.
変位のことを1題解くごとに理解でき、3式の変位の式を導出するごとにグラフの有用性、数学の微積分との関連だということがわかってくる。
plus どうしても薬の研究者になりたい子がいて化学を毎日している。
毎日化学というメニューでとにかく毎日1枚1日も休まずに分厚い参考書を丸暗記するくらいまでやっている。他人に声で説明できるまでやりなさい。毎日というのがポイントで復習は自由、しかしたとえどんなに楽しみでも先を開けてはならない、開いてはならない、というメニュー。