上尾市にある学習塾 セルフラーニング光塾

浦和 大宮 浦和第一女子 東大京大進学指導. 小学生, 中学生, 高校生のための私塾. 難関校進学の夢をあきらめないあなたを東大出身プロ講師がサポートします. 無学年式でいまの位置と志望校の入試をクリアする2地点をスロープ状階段状につなぐカリキュラムを利用して、セルフラーニングで勉強を進める個別指導学習塾 光塾は, 上尾市内の, 桶川市との境めにあります。

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プリント集と自分時間

高校生が図書類ノート類を寄贈してくださった。日本野鳥の会に数えることを頼んでいないが段ボール10箱、250冊くらいあっただろうか。教科書問題集参考書の類は後輩がすぐに利用できるだろう。

「浦高の国語」、「浦高プリント集」のようなメモ帳それからノートは非売品、簡易的な装丁だが中味は厚い。

プリントとノート、ファイルは膨大な量だ。三年間の学習分で別解や調べたこと、補遺がつまっている。

プリントやノートは教科書と入試問題の間の架け橋が多く1ページ1ページにいろんなことが書かれており読んでいておもしろい。ノートも模試もお願いして全部いただいた。

板書のノートがおもしろい。

学校だけでカリキュラムがはじめの一歩から大学入試の準備、対策まで一貫しているのが浦高の特徴である。

いつも浦和のカリキュラムと教材を見ていて、足りないと思うことはない。

生かすも生かさぬも自分次第。

(浦和に限らずトップ校の傍用問題集は充実しておりたとえばオリジナルやスタンダード数学だけでも東大東工大の入試数学に対応できる問題集であることは事実なのだけれど。)

浦和高校は昨年40、今春46と、2年連続全国の公立高校の中で(日本で)一番多くの東大進学者を輩出している。理系も文系もカリキュラムがよい。

入口偏差と出口偏差を考えるに浦和高校は大学進学結果という点で成果をあげている。

文武両道であること、入試対策のプリント集や学習冊子などの学校製本オリジナルの副教材が充実していることが要因の一つに挙げられる。(それ、2つです!)

強みがふたつある。

強みの2つめの教材の話。(なんで2つめから?)

数学のプリント集ではチャート、メジアン、スタンダードの問題解法、詳解や背景知識が充実。

数学プリント集のとある見開きページを開いてみる。

なんとはなしに、(たまたまっぽく)「角の2等分線」の項を開く。

問題と解答以外に、別解が3つ、その上、詳しい解説までついている(色々載っていたから読んでいるわけだけど)。

板書があらかじめ印刷されているので学習項目に漏れダブリがない。また、鉛筆ではなく印字されている分、経年劣化が小さい。今後30年くらいは読みやすいまま利用できるだろう。

解法と定石が明快に整理されている。

こういったプリントの類は想像するに、はじめ一人の、記録を残すことにも熱心な教員が自分の授業の板書補充用、自クラスの生徒の復習用に個人的に作っていたものだろう。

その命をかけてつくられた一枚一枚のプリントの集合体たるプリント集は、研究成果の充実ぶりが生徒、教員の間で次第に話題になりいつしか教務会議にかけられ後に教務会で共有されるようになる。これはこの教員による再編集、学校のサイド編集、朱入れと追加を繰り返しついに年度の決定版として製本化され高校の全生徒だけに特権的に無料配付され読めるようになったものだろうか。他の授業でも使うので精度がさらに増し。別解が増える。解説が増える。表現が明快になる。学びやすくなる。

ヴォクは浦和高校の教員ではないので真実は知らないのだけれど。

授業で年間を通して使われまた年度が変わるところで改訂されその充実を増す。

そういう歴史を感じさせるオリジナルのプリント集には生徒と教員の英智がつまっておりただパラパラとめくるだけでもう背筋がピンとなるような学問的な匂いに満ち溢れている。

表紙が簡易的で薄いものであるだけにかえって一層中味情報の分厚さ、精確さが際立ち、研究して自分のものとしたい、そう思わずにはいられなくさせる。

その上、彼の鉛筆、直筆メモつき。鉛筆の筆跡がなつかしい。

大切にしよう。

副教材がよいとさきほど簡単に書いたが、このことの価値は計り知れないくらい大きい。

教員の授業がいい、科目の担任に恵まれるというのは幸運以外の何物でもないしどんな授業でも生かすのが学生の仕事に違いないが、環境差があることは否定できない。

たとえ同じ学校でもクラス間で使う教材がバラバラの場合はクラス差異、年度差異が小さくない。

かたや、良質の参考書をひとたび探せば、よい参考書に出会えたなら(出会うまでに一定の努力を要するが)、その本に学んでいる間中、勉強がどんどん進む。

だから参考書問題集を探すのにはどんなに念入りにしても念を入れすぎるということはない。

学校のテキストが全クラス共通であること、しかも年度を経てどんどん改良されていくこと、副教材がよいということは参考書に恵まれるということであり、長年にわたる工夫を学校の誰もがその気になれば享受できるということである。

学生の学習環境としてこんなに素晴らしいことはない。

強みの1つめは、文武両道の話。浦和は全国大会に出場する部も存在し部活動はかなりさかんだ。

文武両道といってもしかし、部活動50:勉強50で生活するのは困難な道だ。

でも勉強に関する限り、両道生活を通してしか獲にくいものもある。

両立生活を続けて行くうち、部活をしていないときの時間の組み立て方がうまくなっていく。

それは一ヶ月一万円生活を続ける人がだんだん節約上手になるのにいくらか似ている。彼はものを大切に扱う。

彼の「ブタかばん」(鶴丸ではかばんの太り具合を競い合い勉強のかばんをそう読んでいた)の中の本は二列に整然と並んでいた。電車で移動を繰り返していたはずなのにいただいた本も新品かと見間違うくらいきれいな状態。

彼はシャーペンでなく鉛筆を、しかも小さくなるまで使っていた。最近『電気代500円。贅沢な毎日』(アズマカナコ)を読んだときに彼が書いたのではと思ったくらい。

勉強圧縮時間生活を続けることを余儀無くされる両道者は、通学時間さえも自分の使いたいように使えるようになる。空き時間をうまく使わなければノルマは終わらない。ノルマが終わらないと後手に回ることになり遅れるので自分のペースを保つのが難しくなる。マイペースと遠く離れたところに学校の授業がきてしまう。これでは本末転倒する。(さらには絶対的な勉強量が確保できないと自分の狙うステージまでは入試の時期までには届かなくなってしまいやすい。)

彼もハードな部活動をやっていた。その部活の練習時間は短くなかった。

なおかつ勉強を両立させながら徐々に学年順位自己ベストを更新し、実力テストでも全教科科目総合学年一位にまで登りつめた。(高2の実力テストで学年一位をとった成績評を見せてもらったときが中1以降の全部の試験結果中で最もうれしかった。浦高で一位をとるのは難しい。ひとえに彼の努力のたまもの。県内の模試や全国の模試で今まで何回もなんかいも失敗することができた。その度、失敗から何かを学べることを祝い、次の週作戦の改良を重ねた。)高校学年一位をとったのは時間の組み立て方を自分一人でindependentlyな形で小学生のうちからいつも考え続けてきたからだ。実力をつけるため限られた自分時間を好きな本を読むのも我慢して勉強にあてたからなんだ、力をつけるため、時間という限りのある資源を大事に使おう、大切に使おうっていつも考え続けたからなんだ。

彼はものを大事に扱うだけでない。

彼は時間を大切に扱う。

ゲーム機を一つも持っていないと、お母様から先日伺った。きっと彼がそれを捨てたのだろう。

勉強をはじめると声をかけても返事が来ない、周りが耳に入らなくなるようだ、と4年前にお父様に伺った。きっと勉強中は、音を無視しているのだろう。

彼は実力をつけるため自分で決めたこと、自分で組み立てた学習計画を毎週全部やった。手抜きなしに。

言ったことや決めたことはあまり多くない。しかし彼は自分で決めたことは絶対に実行ししかも反復した。公立中高から東大受験を考え、基本は学校の傍用問題集で、応用は昔から読まれ継がれた市販図書の中から自分の身につけたいものを決め徹底的に反復するという独学独習の道を選んだ。

中学では中学校の英語教科書本文を全文覚えた。

中学入学前の春から英語学習をスタートし高3の入試直前まで英語の基本例文は「英作基本文例600」からはじめて2000文を反復して覚えた。当たり前だが課題忘れ0回だった。ノルマ毎週15英文と彼の中で決まったら、やらないという文字は存在しなかった。

英単語集は中学1年から開始「速読速聴2400」とソクタン入門編を中3までに繰り返した。「速読英単語必修編第2版(青字)」含め7冊を高校入学後も反復して覚えた。「英文解釈教室」や英語の過去問30年分などを解いた。

例文暗記と単語ストックは野球の素振りにあたる。

何文暗記しても無駄になることがない。

古文の単語集は「読み解き古文単語」、「実戦トレーニング古文単語600」含め三冊を反復して覚えた。東大の国語の過去問30年分などを解いた。

英語のソクタン必修2版も速読英単語上級編も読み解き古文単語も単語チェックというよりもむしろ実際はテクストをバイブルのように繰り返し読み解くことで読解力向上につながる効果が大きい。初見でテクストを読み解くスキルが上がる。

数学は図形の演習、数式の演習の繰り返し、中3からは解法のまとめと振り返りとして東京出版「高校への数学日々の演習」を毎日繰り返し2周した。高校入学後も「青チャ」、「スタ演」に加え「文系数学良問プラチカ」や「理系プラチカ」、闘う50題、数学の過去問30年分などを解いた。

入試の準備のために「標準ノルマ」というものがもしも(あくまでもしも)あるとするならばそれの1.5倍から2倍以上の練習と反復を心がけた。練習と準備はいつも、自分の限界よりもずっと多め厚めで守備を固めた。勉強のルートに標準も何も本当はない。彼は決めた本を身につくまで繰り返し考えた。覚えていないものは覚えるまで、覚えたものは駄目押しで飽きるまで。)

毎週行った口頭クイズではほとんど毎回即答全丸であった。

勝手に反復回数を増やしている。たしかめテストは儀式化した。

反復練習のため、空き時間をどれだけ上手につかっていたのだろう。電車通学時間中の暗記トレーニングはそれに大いに役立ったことだろう。覚えてしまっても電車がまだつかない。

暇だから駄目押しでもう一周しておくか、そんな感じだったのではなかろうか。

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それとは別に学校のもの(学校からの課題)も全部やっていた。

学校やコーチに言われたことでも自分でスケジュールを組み直して自分のこととして意味を考え期限までに必ずセルフラーニングで実行する、そのセルフラーニング力を尊敬する。

これらふたつの環境を自ら生かしながら生活していた(ようにヴォクには見えた。)6年間毎週一回ずつ、運動部のあと電車に乗って夜八時半からでも塾にきて学習計画を立てた。部活動と両立させながら、立てた学習計画を毎週やり切った。

彼はセルフラーニングの鉄人になった。

小学生の頃から高3まで鉄人の彼と毎週一緒に勉強できたこと。

ヴォクにとって幸運以外の何ものでもない。

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ついでの話。

先日発表された東大の推薦入試の件だが東大指定の高校から1、2名の推薦枠が想定される。

これによって学年一位(男女各1名?)の人の入試チャンスは都合一回増えることになる。

いや学年一位の人でなくともたとえば理数や哲学など得意分野で才能を示すとがった人にも推薦の話があるだろう。数学オリンピック優勝者などにもチャンスが広がることを意味する。

新しい制度なのでまだどういうふうに行われるかは未定であり、全国で100名という限られた枠の中での話であるのだけれど。

今までの東大後期試験は学校推薦ではなかったので高校で成績のよかった人が東大に行くという流れではなくあくまで自己推薦入試だったが今回ははじめて高校推薦の形になる。

京大など他の大学も同じ動きとのこと。

東大の教官も学問で成果をあげた優秀な人材に来て欲しいという強い願いをもっているのだろうがそれが新しい形の入試の検討につながっている。

いままでの入試の常識をくつがえす入試で実力のある高校生にとってはチャンス拡大と言える。

ついでのついでの話。

テレビゲームは時間をくうが脳に悪いというわけではない(とヴォクは思っている)。

以下はただのコピペ。

「【AFP=時事】テレビゲームをすることで、記憶力や論理的思考、視覚処理といった脳の機能の衰退を防いだり、回復させたりすることが可能だとの研究結果をまとめた論文が1日、米オンライン科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」で発表された。50歳以上の数百人を対象にした実験の結果、テレビゲームにより認知機能が改善し、加齢に伴い衰える各種能力が最大で7歳近く若返ることが分かったという。・・・」(ソース)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130506-00000039-jij_afp-int