わからないということに気がつくのがセルフラーニングのスタート点である。わからないのはいいことだ。チャンスー到来。
「わからない」のはそれがあきらめを伴わない限りにおいて、あるいはわかりたいと希求するのに伴って積極的な意欲につながっている。わからないことがわかりかけてくるから楽しいし、わからないことがわかってくるように人間は努力を続けている。
ねぇねぇ、月にはウサギがいるの?
わからないね。知りたいね。こわいけど知りたいね。
火星に人間は住んでいるの?
今は住んでないみたい。地球が人間やネコのお家だからね。将来は火星に住むようになるかもしれない。
ねぇねぇ、メーテルは何で黒いマントをいつも着ているの?
そうだね、黒い服が好きなのかなぁ。あれはマントなのかね、わからないなぁ。
ねぇねぇ、どうしてガッツ乱平は頭がいいの?
それは重要な問題だ。わかったら後で教えて。
そっかー。わからないけどおもしろいなぁ。おもしろいなぁ。どれからわかるようになろっかなー。3年か5年か、寝かせて考えたいな。わっからないなー。
逆に入試範囲はちっちゃい、せまい。英語なら150長文くらい極めたら大体読めるようになってくるし、数学なら300問くらい解けるようになったらほとんど解決できるようになってくる。古文なら単語を600語くらいストックしたらそこそこ読めるようになってくる。それにわからなくても、一度は多くの人がわかったことだから考えてかんがえて考えながら練習したら1、2年くらいでわかってくることが多い。答えがはじめからわかっているから、ある意味あまりおもしろくない。
それでもわからなかったことがわかり出すとやっぱりおもしろい。
わからないなー。やったー。チャン・スー来た(だれ?)