上尾市にある学習塾|光塾

歌詞にして憶える勉強法 plus 英単語をサクサクと憶えられる方法 plus 独学していて困ること(1) plus 東大と京大の方針 plus 圧勉(1) plus 数学スタンダード演習 plus 瞬間部分ラプソディー積分 plus 1980年以降の入試問題を保護するために

あのね、駿台全国模試を受けた子が模試結果と答案を持って来てくれた。ありがたい。大学の二次試験のような問題を受験できるよい練習になる模試であり学習の振り返りに役立つのは当たり前として、答案の失点状況がよく見える。そもそも東京大学、京都大学レベルの模試がこの模試だけになっているという現実があり、この模擬試験を受けないのは情報力としてだけ考えても後手になってしまうというのが現実である。情報の差は大きい。地方でも全国どこでも受けられるのがこの模試の最大の存在意義になっている。

独学しているといいことが多いのは当然のこととして。ヴォクが独学というとき本に学ぶことを含めている。独学のいいことはあまりに多いのでヴォクはこの足音のURLをセルフラーニングとしていたと思う。ひとつに自分の好きな先生の書かれた本や参考書などを師とすることができる。
場所と時間が関係なくなるという。イギリスの先生に学ぶこともできる。昭和時代の先生に学ぶこともできる。師匠の本をマスターしてしまったらその師匠の師匠の本に遡って楽しむということも受験終了後にできる。そして多くの場合、本は一度入手できさえすればコストがかからず何度でも好きなだけ読んで考えることができる。
受験勉強を日本でする場合に地域格差は小さくなってきている。離れ小島の漁村、山奥の寺の子が本を手に学べる。受験情報の差も小さくなってきている。冒頭で書いた全国模試と、ネットの発達のおかげで地方だから不利ということはない。模試の会場まで遠い近いの差こそあれ志さえあれば希望の大学に進学するための情報への窓は開かれている。学習のナカミに関してはどうだろうか。
独学していて困ることは少しだけある。たとえば数学の式変形をしていて自分がやった変形ではうまくいかなかった場合。うまくいかないものはうまくいっていないわけだが解法の選択はどうだったのか、方針や筋としてどうだったのかを評価するのが難しい。振り返るのが1人の場合には難しい。多くの質問を受けた経験から察するに独学してはまるポイントは人それぞれで指導者の想定外、意外であったところを難所に感じ学習が止まっているというケースが少なくない。
学習者が意味もなく方針もなく哲学もなくただなんとなく変形してみたというのは問題外としても、同値性にも存在条件にも問題がないのにどうしてうまくいかなかったのかを相談する相手がいない。ノートに書いておいて寝かせておいて数ヶ月後数年後の自分に相談するより仕方がない。
なぜなら書物やyoutubeの講義動画、映像授業などの参考ライブラリーでは物事の定義、公式とその導出と正しい答えと正しい答えに至った過程こそ書かれてあっても、問題のある式変形や間違い例についてまでコメントがあることは少ないからである。紙面の都合、撮影の都合上、長くなり過ぎることができないという制約がある。時には式変形でさえ数行カットされてしまうことはあり、式変形の途中からだけ読んでもわからなくなっていったん保留したということが独学では出てくる。(それが独学の本来あるべき姿であって独学のよい点でもある。立ち止まりながら学習できるのが独学のよい点であり最大の強みなのだから。)
そういうことを先回りしてよくある間違い例やよくある質問をまとめた書物、別解を3種、4種と至れりつくせり解法の選択の技術向上のために書いた書物が市販されており独学者にとって大いに参考になる。あるいはまた途中の式変形をカットしないどころかやたらと細かい点まで小さな字で途中式をすべての問題の解説で何度でも繰り返し書いた参考書が出版されている。独学者が読んでわかりやすいように工夫されている。
そして周りにちょっとその都度聞けるようなコーチがいたら筋について相談できるわけだから学習の進みの効率だけはよくなる。
ただしこの効率というのがまたやっかいなもので苦もなくすっきりわかるのは一時的にはよくても、悩む回数、思考する時間、寝かせる時間が減るわけで長い目で見て思考力向上に寄与できたかといえば一概に言うことはできない。何しろ聞くというのは一見高等のようでいて、半分以上は課題点を思考することの丸投げでもあるわけで受ける側が丸投げと相談の比率を鑑みて丸投げ度の塩梅を見てただちに投げ返すくらいでないと双方にとってよろしくない。
というわけで(どういうわけで?)、独学していて困ることという大事なテーマについて書いてみむとす。ミントス。
plus 東大と京大が2020年度に始まる大学入学共通テストで導入される英語の民間検定試験について、21年2月に行われる2次試験の出願で成績の提出を必須としない方針を明らかにしたことには心底安心している。受験生一人一人の事情を考慮していること、学力は大学が個別の試験で受験生にとって公平な仕方で確かめることの2点が非常に重要なことであると考える。
 
plus 浦和高校の子が定期試験の結果を持ってきてくれた。今年の学年の定期試験で総合15位以内をずっととるのを目標に掲げていた子なのだが今回は達成が継続できたと。英数はどちらも一位もしくは片方が一位というのが続いているが物理と化学まで揃えるのがなかなか難しい。今回は自己ベスト順位を更新しクラスに張り出される名前が目立つと。勉強を頑張る子がリスペクトされる校風なので恥ずかしくならないのがいいところだ。
 
plus 薬剤師志望の化学☆ラブな中学生。ヴォクの使っている化学辞典を家でも見たいというので貸し出した。アプリのデジタル化学辞典の方がさっと引けてすぐに覚えやすくなると勧めていた。1週間後の今日までにはもう買ってきて使っていた。はやい。
 
plus 二次記述試験の英作文の採点ひとつをとると、公平に採点するのは困難を極める。東大と京大では英作文の型こそ違えど、受験生の英作文のスキルをしっかり測定できるような出題になっている。採点の労力には計り知れないものがあるのだがそれでこそ入試だと思う。
どれだけ英語の力があるのかを知るのに英作文の試験を含むことが必要で外せないものになっている。
 
plus 落合の新しい本は楽しみだ。
 
plus 英語の例文集では歌の歌詞から採った例文と映画のセリフからとった例文が半々くらいになった。好きな映画のセリフはシーンの空気があって楽しさが何倍にもある。もちろんよい映画のネタバレがしないように前後関係を載せないよう留意している。
映画は好きな方でたとえどんなに忙しくとも年間少ない時で300は観てきた。観ていない映画はないというくらいまではいかないが結構な数見ている。名言のストックがいっぱいあるので文法項目別に採るのに困るようなことはない。どれを採るかとなると迷うことが多い。
 
plus Eくんの勉強法を話していたFさんがスタ演25周目に入った。東大模試の数学が突き抜けている。全国順位が1桁に入っていた。スタ演ってすごいねー。ほめるのそこ?
 
plus 熱盛はいいコーナーだった。ストーリー性のない切り抜きだがなにもないよりはあったほうがいい。
圧勉とは何か。なんたるか。それは圧力をかける独学法のことである。
人の真似をするだけでなぜできるようにならないのかといえばそれは圧力がかからないからである。
指導者がここを通りなさいと扉を抑えている。その間に真似者が扉を通る。それは難関を通過するようでいて正確には、真似もんが立ち止まっているところを扉の方が真似もんをただまたがっているに過ぎない。真似もんの方は実際には一歩たりとも前に歩んでいないのである。
微分の100倍難しい積分、その計算方法を自分で練習してみるとき、コンデンサや抵抗のいっぱい連結した回路で電圧の関係式を考えるとき、酸化還元反応で電子の流れを追うとき、真似るのはかんたんでも自分でやるとなると、重圧がかかる。
そこを通過しようと挑戦しはじめてできたときに、そしてときにわかったと感動したとき、猛烈な解放感に包まれる。ある物事が自己自身に独自の仕方で新しく関連づけられたときの感覚は人間にとって最大の喜びのひとつであって人間が人間たることを満喫する瞬間である。指導者の真似をしているときにそのような重圧からの解放感や達成感がなく、かえってただ暗記するべき解法感、覚えようとする嗅覚ばかりが高まるのは虚しいものである。
技術習得のプレッシャー、スピードアップの強圧というものがある。それをくぐり抜けて理解したときの解放感を一度でも真に知ったものはセルフラーニングのステージの一段上に辿り着いていると言えば言えようか。
 
plus 語源の辞書が好きで勉強したことのあるどんな言語でも語源が詳しく載っているものがあれば購入してきた。
 
受験勉強の指導上、職場(あえてそう書く)であるはずの場所で毎日使う言語である英語の語源辞書は大きなものでも小さいものでも入手できる限りは全部所有している。はじめに引くことにしている最も使いやすいのがランダムハウス英和で語源について素早く引けて細かい単語でも掲載されている。この素早くというのが最も大事な要素で次に例文がいっぱい見られるというのが2番目に重要な要素である。もちろんヴォクにとって1番目、2番目に重要な要素であるという意味である。
語源を知ると単語と単語が芋づる式につながっていきどんどん英単語が繋がっていく。
こんなによい英単語記憶術はそうそうない。
辞書を引くたびに語源も見たら憶えられる英単語の量がその都度2倍にもできる。引く前に語源を予想してあたっているか外れているかを知るだけでも引く楽しさが広がる。
引くといっても入力するだけなので辞書を押すと言った方がよいね。
 
1つだけ問題は、熱中しすぎて中期英語や古期英語ばかりをやるうちに、現代の英語とは「関係なくなっちゃったよ!結構序盤の現代英単語、関係なくなっちゃったよっ!」というハライチお決まりのオチになることくらいだ。まー趣味みたいなもんだからこれでいいのだ。Thesaurusと語源辞書は引けば引くほどはまる、そういう世界だと思う。
 
はじめて英語の語源式記憶術を実践するときに次の書物は役にたつだろう。『語源で増やすサイエンス英単語』。光では医療系を志す子が多い。小学生中学生の英語に取り入れている。 
 
Merriam-Webster's Vocabulary Builderは語源にはまった人なら知らない人はいないのではというような名著。kindleのものもわるくない。
 
辞書では『コンパスローズ英和辞典』が出て他の辞書は吹っ飛んでしまった。ヴォクが光で教えている英単語のギリシア語ラテン語の語源から覚えるやり方がもう全部書いてあるよ。
一年使わずに開いた初日に光推薦独学図書指定になっている。
 
 
plus 英語はa, an, theと単数形、複数形の違いで名詞の区分を行う。この区分を習得するために毎週違いを確認するようなカリキュラムにした。とある週だけ冠詞や名詞を扱ったってうまくなるわけがないからね。ほんの小さな変化だがヴォクにとっては大きなこと。
 
ヴォクは新しい進め方を必要としている。
I'm listening.(話を聞こう)の映画トランスポーターみたいに。
過去のヴォクが依頼して未来のヴォクが聴いてくれた。
 
plus パソコンの中のデータはどういうわけか突然消えてなくなったりすることがある。
そこで自分でハードディスクにもコピーしているわけだがそれも定期的に行うのはなかなか大変なことである。
そこでgoodreaderとドロップボックス、google driveとの同期機能を活用し、最新のファイルが常にクラウド内に保存されるようにしている。
 
これならマックやパソコソが万一故障しても、iPadやiPhoneがフリーズしたりしても、クラウド内の問題データ、解説データだけは守られる。
 
入試問題を1980年以降の分、35年分くらいいろいろと保存、編集しているデータがあり、これがないとヴォクの仕事はパタッっと止まってしまう。
 
このデータを保護する策にはかなり気をつかっているというわけ。
 
今日の高校数学
光子: 「瞬間部分積分って速いですね。」(ニッコリ)
光 :「だしょー、早過ぎるね。」
光っ子:「楽しいですね。」
光:「歌もあるよ。ボヘミアンブブソディー。」
 
ママー、ジャスト、せきぶーん、ひく、びぶーんせきぶーん、たすビブーンセキブーン♪
 
ママー 
うーうーうーー
 
うたいたいだけー ママー。
 
光子 :(やばい人を見てしまったときの目)
 
 
plus ここにも書いたように、ある日デザイン通りに木を加工できる工芸家さんに出会い、デザイン通りに文房具とくに木のペンを作っていただいている。
市販のものももちろんいいのだがここがこうなっていたらいいのにとか材料にこの木材が使えたらいいのにとかの細かなところがどうしても出てくる。
そこでデザインを書いてお願いするという形にしている。
ここにはまだ普段使いしているペンの写真を一枚も載せられていない。
今度撮影する機会があればと思っている。
 
軸の中には万年筆やシグノや307の替芯などを入れている。
これらはだまがほとんど出来ず文字を書く時間が楽しくて仕方がない。
 
解説を歌にして歌いながら文字を速記する、あれ?、速記しながら歌いながら解説するのがヴォクのポリシーなのだ。(いや、ポリシーをかまないでよ)
 
ほなね。