上尾市にある学習塾|光塾

E君のこと(5) plus 和積の公式と合成波(定常波の波動関数の作成)

ヴォクに勉強法を与えた人の一人にコーチえのもと以外に友人のE君がいる。彼は現在弁護士をしている。
いつものように部活を終えたヴォクが図書館に行くとE君はニヤニヤしながら分厚い本を読んでいた。
たまにシャーペンをもって肌色のルーズリーフに思いついたように計算している。
『前田の物理』だった。物理のひみつがなんでもかいてあるとのことで「昆虫のふしぎ」よりも「植物のひみつ」(ヴォクの愛読書だった)なんかよりもとにかく絶対おもしろいのだぞと力説してくれた。
ヴォクは花や昆虫が好きだったので生物や地学をやっていたのだがE君の影響で物理を読み始め気がつくと、物理をやることに決めていた。
『英文解釈教室』や『大学への数学』同様、衝撃的な書物だった。そういうことか!と膝を打つことが1ページに1回くらい出てくる。
高校の授業でやっていた物理の教科書には触れられもしないことかしつこく丁寧に描かれていた。
驚くべきことにご丁寧に暗記の仕方まで紹介されている。
こんなすごい本があるのかと何回読み返すときも新鮮だった。
E君には3年分の大学への数学ももらっていた。
「あれ、つかなわいの?」と聞けば自分はもう20周くらい読んで全部覚えているからということだった。
英文解釈教室も2冊(なぜか2冊)もらったのだが大学への数学と前田の物理までもらって不思議だった。
なにが不思議かといえば、ヴォクはE君の勉強法にただただ驚いてばかりでE君になにもあたえていないのにE君はぼくにだけ自分のやっていた勉強法や本のことをいつも話してくれた。
なんでぼくが?という感じだったが、なんでもほしがるまこちゃん状態だったヴォクはありがたくいただいて先輩E君に勝負を挑んだ。E君は持っている本は何周も読んでいるので勝ち目はなかった。
しかし感動しているというその点においては互角だった。
なんてすごい本なんだ。休憩時間はあの章の何々についてどう思ったか?
「もらう力と与える力を区別する」はどうだった?
俺はこの記述を読んだときこうおもった、などと本の話で盛り上がった。
もしかしてスモールトーク仲間が欲しかっただけなのかなとも思った。
どっちにしてもありがたいことだった。
後日E君が東大に進んだあと下宿先を訪ねた際にさらなる驚きが待っていた。
貸しアパートなのに受験用の参考書が山積みになっている。
漫画みたいな話だがその上に寝ているというような感じだった。
歩く場所は小さく振動で本がずり落ちてきた。
あまりに好きで参考書ももってきてしまったらしい。
E君は予備校で講師の仕事をしていたので使わないこともなかったのかもしれないがいくらなんでも引越しの荷物にそんなに入れなくてもと思うような量だった。
神田のすぐそばだったので本は増える一方でねというようなことを話していた。
いや、あなたが自分で神田に引越したんでしょ!
Plus 今週の原書購読。
小学生のうちに英検準1級をとった子がいるのだが、この子はもっと英語を読みたくて一緒に原書購読をしている。
今週は The Geography of Thought : How Asians and Westerners Think Differently and Why を読んでいる。
英語で書く要約だけでなく小論文課題もつけているのだが、この子(一橋大受験生)の論文はヴォクだけが読むにはもったいないくらいおもしろい。
plus きょうの中学生数学(中2)。
現在三角関数をセルフラーニングしておりきょうは和積の公式を導くところをやっていた。
加法定理からささっと導いていて普通にできていた。
ちょうど物理のセルフラーニングで波動をやっており直接波と反射波の合成波の式を導出する問題もやっていて合成波が式で表せてうれしいと言っていた。
たしかに、和積の公式がバリバリ使えるのでここは快感。
この子は数学と物理と化学がいまは趣味で数学は光推薦独学図書No.102 「大学への数学ニューアプローチ」を読んでは解いて、解いては考えている。
この参考書問題集はA篇基礎理論は後から読み返すと理解が深まる点が最大の個性。
ふつうの問題集にあるような問題や解説もB篇演習問題にあるにはあるが、その問題の数学的な意味や背景が研究に示されておりはっとさせられる。
そしてその研究の理解を深めるためにA篇基礎理論に戻ってペンをとり読み返し考え、解き進めるうちに自分の数学、考える数学ができるようになっていく。