ずっと確認テストに合格し続けてきた子が100連を目前にして1点足りず0連に戻った。100連に万一到達したなら握手か森の木のペンがあっただけに悲しかったことだろう。しかし失敗経験はできるだけたくさん、しかもできるだけ早くにしておいた方がよい。
199連目でXになるくらいなら99連目でXをもらった方がよいということだって(時には)ある。
99連でだめになった場合は100回早くに気がつくことになる。仕上げがもっとも肝心だったということに。
一般に、満点をとるには90点をとるより倍の時間を要する。90点をとるのに10時間かかるなら100点をとるのに20時間くらいかかる。種類にもよるが。
満点をとるまで倍の反復練習をしていると基礎がくずれなくなる。かんたんなエラーが少なくなる。成否を決めるのはいつだって難問のさらに難問の部分のできというよりはかんたんなところのエラーが少ないことだ。守りが強いということだ。ノーミス、コントロールミスなしというのは思うは易く、為すは難しい。
土台を固めるだけで高得点がとれるようになる。土台は反復練習とおまじないを自分で自分につぶやく自分への言い聞かせがどれだけいえるかにかかってくる。
1つの満点のうらにはたくさんの自分へのよびかけと意識的無意識的な注意警告が潜んでいるものだ。満点者はだまってさけんでいる。「こうしなさい。ああするな。」うるさいくらいに。
逆にエラーを少なくするためにはほんの見開き2ページ分が満点になるまで練習しておけばよい。そんなに単純な、たかが満点主義がエラーを少なくしている。
だから99回でXになった君に言おう。
よかったね。
ヴォクが小学4、5、6年生全員に課しているセルフ課題。
漢字(中学受験程度)週速30熟語。
英単語(高校入試程度)週速25語。
英作文(高校入試程度)週速5-15文(時期差あり)。
数学・・・。
開始時はすこし少なく時期差が少しはあるが学校年齢関係なくこのペースが15、18で難関を目指すときまでに必要なのでこうしている。
この週速度についてこない場合はそのままアウト(オブ 光)となる。
逆にこれくらいはやらないと中学で学年トップレベルにいられない。目指せない。
以上のノルマは最低ラインであってやる子は勝手に先のところまでどんどんやるようになる。
セルフラーニング○が身につくとはそういうことだ。