解決できるようになった問題の数と学力は比例する。
重複なしに数えて200から300程度の問題点を解決できるようになっているのなら、すなわち一冊の良質の問題集の隅から隅まですべて解けるようになっていれば、相応の問題解決力が身についていると言える。
未解決問題に勇気を出して×をつけよう。それは今は解決できなかったに違いない。解決できない、解けないということだ。
でもそれの何が恥ずかしい?
何も恥ずべきことがない。先人が考えてきたことの集積が一朝一夕に自分の身についているという方がアブ・ノーマルだ。
未解決問題にしるしをつけよう。
先人の智慧に学ぼう。解説にへばりつけ。今日はそれになんとかしてくらいつけ。
ついていけるかもしれない。
明日もまた同じ問題にアタックだ。今度はそれを真似できるかもしれない。
明後日は、まるで自分が解決策を思いついたかのように自力で解決できるかもしれない。
そのときになったら◯のしるしでも何でも、なにかはじめの×とは違うマークをつけておけばいい。
いつか、その200から300程度の問題のすべてに◯がつくだろう。
毎日1つだけ◯を増やし、解決力を上げたら1年もかからずに全部◯になる。
たまに調子にのって2つ解決する日があったなら、1年後いくつかの問題には◎がついているかもしれない。それは2回も解決できたというしるし。身についているというしるし。
根を張り巡らせるんだ。地中深くに張り巡らせるんだ。
土の中の200、300の栄養をもらって、どこまでも広く深く進んで行ったらいい。