たまには定期試験の話。
普段は実力をつけること、圧倒的な実力をつけることを目的にしている人がどういう修行をしたらいいのかしかヴォクは気に留めていない。そのことにしか気を遣っていないので最近定期試験という話題にここであまり触れていなかった。
定期試験学年一位シリーズと傍用問題集をなめんじゃねー、以来だ。
最近ある子に聞かれたので答えたことをここに書いておくことにする。
定期試験には何が出るかといえばそれはひとつである。
定期試験は何回もあるがたったひとつのことが訊かれるのである。
定期試験に出ることは予想がかんたんにできるのである。
それは教える側が教える時に気をつかったことを定期的に行なっている試験では問題にするということだ。
定期試験の実施にはいちにもににもまずもって効果測定、理解度確認という意味合いが大きい。
「だってさー、だってさー、(ヴォクの身近な人の口真似で)気になるんだもん。」
だからたとえ書いた答えが間違っていたとしても教える側が正解と区別しなかったような微妙な間違いの部分は問題視したところでないところでのエラーなので、そして採点基準に含めない部分でのエラーであるので時折マルをつける。つけてしまう。(よくある)
そのことに何の問題もない。定期試験では。
まるまるもりもりみんなまるだよ♪
定期試験の準備というへんな言葉が世の中にあるが何か特別な準備をしようと探索すること自体がもう誤っている。
普段の授業をよく聴いてよくメモしていれば直前にやるべきことはノートを見返すことしか残っていない。
ノートをとっていない人はもう準備のしようもないということになる。
ノート言えないジャパン、もとい、
ノート見えない、暗記、パン。
教える側が何を教えようとしているのかその意図を見抜きながら授業を受けるということが教わる側がやることのトップランクになるのだ。
すると教わったこともわかりやすくなる。
この人はいったい何をいま伝えようとしているのだろうかと人間は考えて授業を受けるわけだ。
普段から人の話を耳をふさいで聞こうとしない人は授業の意図をつかむことも、定期試験の問題の出題意図を掴むのも、困難になってしまう。
おれの、オレの、俺の話をきけー♪という歌詞があるが定期試験で高得点をとるには人の話を聞いておくことは当たり前田の(引退後にいろんな話がきけてよかったよ)クラッカーだよ。アタボーだよ。
ただし担当の先生でない別の先生が定期試験を作成した場合はこの限りではない。(ズコッー。)
plus たとえば英語の構造にカッコをつけて示すためのノートアプリにipadのGoodNotes5とNoteshelfとGoodReaderとパソコンのexchangeEditorを全部使って作っている。
一個のアプリでやれれば楽かもしれないがそれぞれに強み弱みがあるから右往左往、西へ東への横断的操作になる。
ノートのような質感が欲しいときもあれば解説の色のマーカーペンの色合いが見やすいものもあれば、pdfファイルの大量処理に強いものもあれば、exchangeのようにOCRでテキスト画像を全部デジタル情報の文字に変えてしまうのに激強いものもあるというように、すべてのソフトごとに適材適所がある。Noteshelfの「紙のインクの本物の質感」という売り文句ははじめて書いてみた後は売り文句でも宣伝でもなんでもない誇小表現でしかないよ。
ひとつ言えるのは25年前にワードと一太郎とクリエClie(It's a Sony.)なんかでやっていた頃に比べて直感的に使えるいまは本当に楽しいということ。
当時親しくしていた人にクリエを買ってもらった。
誕生日に何が欲しいか聞かれて発売されたばかりのクリエといったらすぐに買ってくれた。
そのクリエを大事に職場でも使っているとカッコつけている生意気な人だというような目でじっと見られることがあった(自意識過剰ともいう)。
その無言の視線たちの意味はどうしてテキストでなんでも打つんだということかもしれんが、スケジュール管理PADのザウルスなどでなく大きめのワープロやバイオVaio(It's a Sony, too)のような小さなパソコンでもなく手のひらサイズの電子端末に、ヴォクの想念(現実でも非現実でもない生まれたてのアイデア)、教材、大事な内容をテキストとして思考速度でテキストとして打ちテクストとして残すことがヴォクにとって肝要なことだった。
アイデアはすぐその時に打ち込む必要があったんだ。
そんなことを大学入試のイグザムという英語ソフトと中学生の new treasure やクラウンや sunshine 教科書 正しい全訳 などの英文にカッコをつけまくりながらよく思い出す。
そうヴォクはずっと以前からカッコつけだったんだ。{(かっこ)だけに。}
plus オリジナルの書き込みノート
上智大学の合格を勝ち取った子が単語や文法を書き込んだ問題集とプリントの入った段ボールを持ってきてくださった。
小学生から今までの御礼にということで10冊以上いただいた。手書きのサインを100枚いただくよりありがたい。
書き込みを入れて何回も音読するという王道の勉強法を行なっており汗と涙と美文字の結晶。
大事にします。
この子にも同じ文章の反復味読音読は毎日やるようにと伝えていたのだが気になって深掘りして調べた研究結果がメモされている。
ヴォクが光で毎回配っている解説プリントと同じで原典本文が見えるギリギリぐらいの紙面いっぱいまで文字が書き込まれている。
古文、漢文、英文はとくに個人的にも興味があるのでじっくり楽しませていただこう。
plus 「はまい話」
サンドの伊達さんたちの「エモい」という言葉を使うのはどうかという話が面白かった。
エモーションやエモーショナルということは人間関係や情緒にとっては非常に重要だ。
相手に気を遣うことをしているのかという部分だからだ。
いっぽう数学の世界では、yesかnoしかない。
あるいは真か偽しかない。真でもあるし偽でもあるとか、部分的に真だということは日常世界には腐るほどあるが数学の扱う論理学は2値論理学なのでそのような答えになるような proposition 自体が問題にならない。
ヴィトゲンシュタインの有名な話で、
もし「ハワイがアメリカの首都なら、クジラは魚である」という命題(条件文)がある。
ハワイがアメリカの首都でない以上、クジラが魚であってもなくてもよいのでこの条件文はもちろん真である。
ところが人間社会では前半だけを勝手に問題視してハワイはアメリカの首都じゃないよなどという反論がすぐにくる。笑えない話だよ。
数学が小中高でどうしてこうもたくさん扱われるのかはそれはひとえにもっとも単純な論理学である2値論理学を学ぶことを通して論理をも身につけてほしいという考えがある。
わかりやすい例を言えば数学をやると、誰だって、「p または q」と 「p かつ q」についていつも気にするようになれるし、数学をきちんとやった人なら数学の「 p v q 」の意味が「pが真 または qが真 または pとqがともに真」ということを考えるようになる。このように数学という論理学をやると論理を日頃から意識できるようになる。
無論、微積分を一応の終点とする高校までの数学に対して、すなわちサイエンスの中の道具としての数学に対しての、社会から課された学問的要請があることは言うまでもない。
世の中で主張される論理にはあまりに間違いが多いがそれは基本的な論理を習得しないで考えたり話したり書いたり読んだりしていることが原因である。話の筋が社会に出てからわかるようになるように数学を通して学ぼうというのが数学に課された意味であるし、数学を学ぶ人が見出す心地よさ楽しさもここに大きな部分がある。
plus
英語難構文のトリセツ、これまためっさいい本。英語接辞の魅力―語彙力を高める単語のメカニズム― と一緒に一年後の光推薦独学図書リスト入り確定。バシッ。小倉先生、富田先生、薬袋先生、伊藤先生の英語の捉え方にも独自的でよいところが多数あり、光推薦独学図書の中に多数入っている。市販される参考書は面白いので出たら必ず買ってどれもよく読んでいるが中でも独学図書リストに入れている本はレベチのダンチのアチチアチ。もえているんだろうかでなく燃えまくっている。
plus ユニボールワンにときめかされる人。
18の頃からずっと使い続けてきたシグノキャップ式を離れて遠く離れて発売以来はユニボールワンに徐々に切り替えてきた。
ジョジョジョというのは、ストックが500本以上ありそうなのでなかなか一度にスタメン交代というもったいないお化けが出るようなトレード(オフ)はできないのでシグノキャップ式のつげの木軸にキャップ式のマンダリンオレンジなどを、そしてユニボールワンなど307の入る木がつまりにつまってテカテカになる屋久杉の木軸にユニボールワンの0.5や0.38を使っている(同じ形の反復で)。
軸は替えインクに合わせて作っているので仕様が変わると加工がたいへん。
307とユニボールワンのサイズが同じだったので助かった。
せっかく屋久杉、薩摩つげ、チャクテビガなどのお気に入りの木軸にしても替え芯一本の交換に何回もペンチ加工するのは楽しいが面倒なの。でも楽しいからいいのだけども。
限定 ユニボール ワン 0.38㎜【Fリチャージ】フルーツティーカラー ゲルインク UMN-S-38って!
MORNING TIME STUDYって!朝勉って!
もしかしてピンポイントにヴォクを目指して開発したのかってくらいいい色だ。「オレンジ、ベビーピンク、イエローの3色、0.5mmではオレンジ、イエローの2色が暗記用赤シートで隠すことができる」というはじめから途中までずっと使いやすさにこだわりを感じさせる。
先発(途中交代はやめ)に使う紫では、
バイオレット
ボルドーブラック
フランボワズ
あじさい色
カシス色
パンジー色
すみれ色
ロイヤルブルー
バタフライピー色
こんなにいっぱい紫があって、
花屋かっ!
ときめく色では、いやむしろ三菱の営業戦略にどっぷりつかってときめかされたい色では、
アップルガム色、
グリーンカー色、
デニムブルー色、
ピーチカヌレ色、
ベージュロゼ色、
ブルーコロン色、
キャラメル色、
すみれ色、
玉露色。
すごい品数の多い中華料理屋さんのメニューかっ!
全部食べたいよっ!
紫系の花霞はもったいないので使った後も違う水周りの道具として使っている。
それにしてもときめくなー。ロフトやハンズに行くたびにまたその新色を試し書きしてやっぱりどの色も面白くてそれでいて濃くよく書ける。紅葉すぎる。こう、よう、ございます。
買うまではいいが誰を一軍に登録するのかが悩ましい。
もしももしも二刀流、三刀流の色がいたらこんなときにいい。
一軍の登録数は5本なのだがもしも二刀流がいたら6本分として計算できる。
しかしながら根尾さんと違ってユニボールワンや307はあくまで一色限定のイシキサエ仕様なので、今日の試合の5本を色味だけで選ぶことになる。
いやいっそのこと20色モードや48色モードのペンケースを持つように切り替えたらいいのかな。焼きりんご色とかなネーミングで感情にエモク、濃く、よく、直撃してくるからもうそれしかない。
plus
英語の仮定法を小中学生に説明する際にヴォクはまず先に書いた条件文について扱う。
「ハワイがもしアメリカの首都だったら、私は3回回ってミィーヤァというだろう。」
この文を英文にするときは現実度が低いので100%助動詞過去形を用いなければならないのが English の文法である。
はなからミィヤァと言うつもりがないのが英語の(emotionを表すための)法助動詞のポイントであるから助動詞と仮定法を真に理解しないとこの内容を英語で言うことはできない。
それはそうなのだが、この条件文は真であるというのは論理という点で非常に大切なポイントだとヴォクは考えている。
条件が偽であるということにも重きがあるのであり、だからこそこの英文にはif節が省略されることなくきちんと英文内部に現れているというわけ。
if節を書く書かないは(たんに仮定法の英文1つが存在するという点だけで考えたら)自由であるが、書かないといけない理由があるからそれ以前に書いていなければいま書くのは当然と言う流れである。
人間は感情に左右されて動く生き物でもあるので、猿から人間になったという進化論を聞いてもまずはんなこたぁーないと拒絶するわけで、
さきの英文を聞いた人も頭の中ではまず speaker は犬好きじゃなくて猫派なのかということも同時にとらえるわけだ。あるいはまた、もっと感情を深読みして、嫌いなネコの声真似さえしてしまうよとまで主張しているのだなと聞いてくれることもあるだろう。
StarTreckのデータは、エモイと論理の中間的存在というわけで実に人間描写に役に立っている。
仮定法が英語の文法の中で面白いのは英語の文法の中で唯一、factかどうかに関わっているからであり、他の言語にはそこを区別しない言語も多い中でそこを必ず区分する英語を学ぶ時におもしろい点だと思う。
emotion, mood, proposition そんなことをエモイという新しい日本語の言葉の使い方を考えながら思ったのであった朝顔の新芽が出る頃、in 2022。
plus
学校の定期試験(教科にもよる)
A 知っていてすぐに答えを出すべき問題(知らないと答えが浮かびにくい問題) 90パーセント
B 知識+その場の思考で解答すべき問題 9パーセント
C 知識は問わずその場で考えて解答すべき問題 1パーセント
入試問題(教科にもよる)
A知っていてすぐに答えを出すべき問題(知らないと答えが浮かびにくい問題) 10パーセント
B 知識+その場の思考で解答すべき問題 30パーセント
C知識は問わずその場で考えて解答すべき問題 60パーセント
だから、学校の試験は学校で習うことをきちんと覚え込むまでやることが大切。
大学入試や共通テストや高校入試など入試問題への準備としては知っていることもさることながら知っていることを組み立ててその場で考えて解答に至る思考力が大切になる。一般に難関大学になればなるほどAよりもBとCを問う問題のウエイトが大きくなる。最近の共通テストもBとCを問う方向性への変化を狙って始まっている。
その道筋の多くは普段からことあるごとに考えておけば本番ではそのとき考えたことと同じような道筋を辿り直して短い時間で解答に辿り着くことが可能になる。
自分の頭で考えることは普段何より大切にしていい。
本当にしたいことはなんだろう。
本当に知りたいことはなんだろう。
今日したいことはなんだろう。
なんだろう。
なんだろう。
なんだろう。