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表現ロイヤルの「300選」と『英文法詳解』(杉山忠一著) は英語表現、英文法の本当によい参考書だ。| 学習塾 上尾市 光の 光推薦独学参考書英文法4選. plus 古文の独学図書.

しゅはきませりー しゅはきませりー 🎵

カ変く 尊敬ます 完了り (品詞分解病のわたしがきましたー 光がきましたー)

でね メリーしゅはきませり。

 

小学生がもしも思っていることを言うとそれがものすごく面白いことだってことが少なくない。
「なんで音読みと訓読みって2つもあるの?」

だってさー、だってさー、
音読みだと中国から漢字を借用して借りて終わり。
そこに日本独自なものはないのだが、
日本人の日本人たる所以、
日本人が創意工夫しまくったことに、
漢字を発音するだけで意味が同時に頭に入るようにもしてしまったこと。
これってすごすぎるよ。

たとえば、「ガ」と読んだある字がある。
この時点ではまだ、何のことかわからない。中国語だから音しかわからない。
「ガが流れていてさ、」
うーん、謎々のようだ。

riverと読んだ英語がある。
ブリティッシュイングリッシュやアメリカンイングリッシュやその他の英語を知っている人しかそれがどんな意味なのかわからない。リバーという音と川という意味の間に連関がないからだ。

日本人は「河」を音で読む時に、「ガ」と合わせてそれとは別に「かわ」と意味でも読むことを日本独自に決めた。これは中国語にないもので日本人が決めた読み方の新しい記号だ。
河の字をガと言わないでかわと読むならば、すぐに自然地形の水の流れのことだとわかることになっている。英語の接頭語にも通ずるような工夫がここにある。
河と読むだけで何のことだと意味もわかるってものすごく便利な点だ。というようなことを思い浮かべながら、ヴォクは、「訓読み最高っ。」(家系ラーメン店を出る時に「家系最高」と言いながら退店するときの発声で。)と答えた。

大きい質問にはなかなかうまく答えられない。何か実は大きな質問だったんだって後から反省させられることが多い。

 

後日漢文にも入った。本棚にいっぱいストックしてあった「精講 漢文」を手渡した。将来この子は立派な、言葉を扱う専門家になるだろう。
読みやすい古文(『徒然草』のような和漢混淆文は現代文に近く読みやすい)までしか遡っていなかったが、ひらがなで書かれた源氏物語以前の古文の古文や漢字だけで書かれた漢文もその後扱うようになった。たしかにひらがなだけのことばはよみづらいな。

 

plus 光推薦独学図書 英作文は何がいいの? 以前、光新幹線でyahoo知恵袋にも書いた通りだが

佐々木高政『英文構成法』はいい本で視点が独自的で新鮮。「つづめる」という章があったり読むたびにいい気分になれる。もちろん英文を書くのが上達することは当たり前として。大学でも英語をちゃんとするという志望の子に渡している。

高校生を見ていると伸び伸びと好きなことをしている子は決まったら勉強をしていてもよく伸びている。東大に進んだ子が入試一年前なのに受験教科にないドイツ語にハマっていると知ったときは指導者としてはおおいに焦った。この子はドイツ語受験でなく英語受験選択者だった。

 

バイトだったら、今はやめておきなさいと珍しくとめるがドイツ語学習は止めなかった。

脳のスポンジに上限なんてものはなくそもそも人間は脳をフルに使っていない。何かをやったからといって他の何かのためのスペースが減ることはなくむしろ増える(と思う)。

そういうことがあるのでとめなかった。

実際この子は英語もものすごく得意で東大二次試験ではそれが大いに助けになった。開示得点では英語1教科だけで合格必要点のちょうど半分までをとっていた。数学物理化学国語の合計が英語1教科と同じということ。東大入試は論述試験なのでこのようなことは頻繁に起こりうる。


plus 光推薦独学図書 『古文解釈のための国文法入門』
古文をとことん極めたい、入試で点をとる勉強は当たり前としてちょっと見でも垣間見でももっとやってみたいという中高生に推薦している独学図書指定参考書がこれから書くように何冊かあるが、とくに外せないのが『実例詳解 古典文法総覧』『古代日本語文法 (ちくま学芸文庫)』(より上級者向け)と『古文解釈のための国文法入門』(より初学者向け、著者ではない小田氏が同書巻末に寄せた解説 碩学が示したスタートライン に書かれているように、例文に付されたカタカナのガイドが後者はたいへん親切である)の3冊である。英単語の『コンパスローズ英和辞典』同様開いた瞬間推薦図書が確定してしまうような圧倒的な参考書だった。(コンパスは光推薦独学英単語図書指定。次点で『システム英単語語源編』。)

 

最後にあげた『古文解釈のための国文法入門』は味わい深い本で、一例をとりあげるのは(なぜそこをとるのかという意味でも)恐縮するが、接続助詞「に」の逆接の例の章における「・・・(略)・・・修行者あひたり」(伊勢物語)の「修行者」と「あひたり」の間にあってもよい語句は何かということの考察、解説などは解釈の姿勢を示すもので重みがある。学ぶところの多い書物である。

 

基礎ができてくれば小西師の『古文研究法』や『古文の読解』などをどれを勝手にとっても勉強が好きなときに好きなだけできる。文庫本で2冊では1300頁くらいになる長い本でありながら、(さりとて、)村上春樹を読むような気楽さで付箋紙をつけながらどんどん読める。普段から分厚い本の文章の好きなところを好きなように読んでいたら共通テストの長文古文?がまるで和歌や連歌くらいに短く感じられるだろう。

 

小西師が書かれている「要点を要点として把握するには、まわりに「要点でないこと」がどうしても必要なのである。」は光の連絡帳の勉強名言に登録している語句で、深イイ。読み始めたらとまらなくなる本だ。

 

『古文の読解』の個性的な点は現代語古語だけでなく英語が多く登場するところ、一冊で二度美味しい。ヴォキャブラリーの数ページをはじめて高校生時代に読んだヴォクは古文単語の覚え方がここまで明確に示されているのに感動したものだ。たかが覚え方にそこまで方法を示すのかって感動させられたり感動したりした。同じ、古語を辞書で引くという行為でも、基本の意味と語源と場面と例文をセットで意識してイメージするようになったのは大きな収穫だった。何を意識しながら作業をしたらいいのかを教えられたことで、学習の効果がまるで違ったものになる。無料ですごいことを書いてしまうというように師は書かれていたが実際は書籍を書店で購入しているわけであるから無料ではないよとツッコミながら対話しながら楽しんだものだ。今にして思えば純真な学生にわざとツッコミどころを仕掛けて書かれた師の意図だったのだが当時は術中に見事にはまっておおいに楽しく勉強ができた。

話を違う本の方へ戻して、『古文解釈のための国文法入門』のもっともすごいところは松尾氏ご自身がよく理解できていない例についてまでとりあげなさっており、ここまでは考えているがその先はわからない、もっとよく考えたい。とご自身の「碩学」の限界点をさえ誠実に示されているところである。考えるべきテーマについて逃げずにむしろ共に理解を深めよう、後輩に研究をつなげようという誠実な科学的姿勢を示されている。サイエンスの研究でそこまでするのは当たり前かもしれないが古文研究でここまで科学的な姿勢を貫かれている。

これらの本はいろいろ勉強して源氏物語はまだ少し難しいけど一般的な入試問題は大体解けるようになってきたくらいのレベルの学習者向け。共通テストだけでしか入試科目として古文を使わないという点数目的の予定の子にまでは薦めていない。

 

将来その道に進みたいような子にはこれでは少し物足りなくなり『実例詳解 古典文法総覧』や『古文研究法』、『古文の読解』なども紹介している。お渡ししている。小田氏の書物『古代日本語文法』もまた日本語文法や大学入試入試古文だけでなく言語の文法全体の考えが深まる名著。願わくば『実例詳解 古典文法総覧』の電子版もさっとひけるように手元に欲しい。国立国会図書館などの各種公の図書館の本もそうだがさっと自分で気楽に引ける状態になければ使いやすい状態とは言えない。

 

plus 英文法の本は高校生にはどれがいいの?

同格など実際に英文を読むのにあたって得るところの大きい書物は『英文法詳解』(杉山忠一)(1)が群を抜いている。光推薦独学図書指定。

同点で、資格検定重視には『英文法解説』(江川泰一郎)(2)。どちらも光の本棚には常に5冊程度ストックしてある。同じく『表現のための実践ロイヤル英文法』(3)と「巻末例文集300選とそのCD」、この3冊は外せない。どれも「英語暗唱文ターゲット450」に負けぬ劣らぬ名著だ。そして、『大改訂新版英文法総覧』(安井稔・安井泉)(4)、これらは何か気になったときに最初にあたる参考書になっている。

英語を読むときには98%は同じ文法しか用いない。そのようなたいていの英文を読むのに英文法の参考書は不要である。

しかし未解決の2%を紐解くのに英文法の参考書は有用である。

ある同じ文例が1のようにとることもできると同時に2のようなものとしてとることもできる。

そこをどちらか曖昧なものとして処理するのかそれともどちらかであると決めつけて処理するのかの基準を与える参考書として「詳解」は実に役にたつ。Ⅱ.文章編はp.606からp.665までの短い紙面ではあるがその密度たるや最大級で、「英文解釈教室」のような、重要なことを切り口として書かれたいわば英語の全体像を示す書物とは違って、網の目の細かな記事であり、詳解の文字通りに顕微鏡で細部を綿密に視るような仕方で書かれている。勉強すればするほど教室のような「私の英語の読み方」のようなものが構築されることは望ましいことだと思うが、同時に勉強すればするほど気になるのはその大きな捉え方では捕まえることのできなかった網の目をくぐり抜けた小魚やプランクトンの方であって、そのような魚を捕まえたいと思うときに必要になるのが「詳解」のような参考書である。

詳解は英文を読むときの基準や根拠を与えるものとして役にたつ。英文を書くときに役にたつのは当然のこととして。

と勝手に思うことをいつものように書いた。それができるのがブログだ。

しかし、この本のすごさを示すことの一つはそんなことを他人があーだこーだ言う必要もなく本書の特色と使い方にも書かれている。

この本のすごいことのひとつは杉山師ご自身が次のようにそこに書かれてあることを読めばわかるだろう。

「例文は現代作家の実際の文章から適当なものを選んで用いた。」(原文ママ)

詳解まじで半端ねー。

 

『300選』は光推薦独学図書で「600選」をとにかく文法規則ごと勝手に口をついて出てくるくらい覚えこんだ後に「300選」を採用している。(目的に応じて「英語暗唱文ターゲット450」にしている子もいる。)

ほとんどの日常レベルの会話、読み書きには困らなくなる。なぜなら決まった表現の組み合わせだけでほとんどのことが表現できてしまうからだ。

それに加えて読んで聴いてよい表現をノートにとって覚えたら自分のための「1000選」が出来上がる。

15文のインプットに30分かけるとして1000文覚えるのに2000分。これだけやれば英語が苦手ではなくなるのは当たり前である。

300の凄さを説明するのに余計な説明を重ねるより1つだけ例文をここに書こう。

A running printing press makes a lot of noise.

青字で機械が動くときに使う単語が何か下に書いてある。

英文の上にはこの例文を通してマスターしたいこと、目標が書いてある。

この例文をはじめて目にしたときにも、(もったいないので例文は先に見ないで英訳してから見ている)感動した。

running と printing という現在分詞と動名詞とがいともかんたんに繋ぎ合わさった自然な英語がそこ、目の前の小冊子にあった。

この2語の語順はなぜこうなのか。

pressがrunしているから形容詞なのであって、同じく

pressがprintしているから形容詞ではないのか?

などいろいろなことを考えさせる実に味のある例文だ。

形容詞が形容詞である理由は名詞にかかるからでも補語になれるからでもない。

ひとえに名詞が形容詞の状態にあるという主語述語の関係が成り立つから形容詞なのである。

そういうことを強調する意味でも選んである。

どうしてこの文なのかということを考えさせられる。

採択理由、その英文を載せたわけ、そこに一々の理由の記載がないからこそ、それを想像する楽しみもある。覚える以外に楽しみを残してあるところが300選のすごいところ。

 

 

 


plus オレンジ好きなのがなぜか知られていてバレンシアオレンジ色の替え芯を大量にいただいた。
海の見える駅ももちろんめっさいいのだけどもバレンシアオレンジなどオレンジ単体でいっぱい欲しいと思っていたのでめっさうれしい。限定色をどんどん出し続けているけどもどこまでストックしとけばいいのかわからないところが難しい。常にストックしておきつつ普段使い用も揃えるというなかなか難しい選択を強いられるではないか。でも単価120円だからだいじょぶよ。タンカタンタンタンゲンタンってなもんだ(加法定理)。さっそくこのユニボールワンをわが家宝、屋久杉の軸につけてカキコしている。書き込むのがあまりに楽しいので印刷部分を少なくして手書き部分が増えてしまう。きょうももみじございます(こうよう書ける主義)。

plus 光推薦独学図書 『基本古語辞典』 小西甚一
読んで面白い古語辞典. 基本語で実際に読んでいて目にすることの多い古語だけを収録している。何度も引いているうちにどんどん覚えられる。

plus 今日の小学生数学。
この子の数学分野ではいまは高校数学の図形をやっている。少ない公理からたくさんのことを導くという数学の論理の楽しさを味わっている。

「平行」と「錯角が等しい」は同値というのは次元の高い問題では理由として用いてよい。しかしながらいまのようなはじめにやる問題ではこのことの同値性を示さねばならないから決してやさしいものではない。そんなの当たり前だのクラッカーだからさーではダメというわけになる。公理をあらかじめ見ている。公理以外のことはすべて公理だけから導いていくというのがルールだった。面白い問題だなー。問題を持つこと自体にはいかにも学問的な価値、問いの立て方を学ぶという意味があって、すぐに答えを知ろうとすることには勉強的な意味がある。

 

学問的な勉強と答えを導き出す学習的な勉強は身体的な姿勢が同じでも脳内では異種のことが行われている。学問の方にはまだ答えのないことも問題視して良いという点が学習的な勉強との大きな違いだ。

錯覚のきょうの問題は公理は何で公理なのかというそもそもな疑問に直結しており、むしろ答えは絶対にどう間違ってもヴォクがこの子に教えてはならないわけで、数ヶ月か数週間かせめて数日は考えたいとそういうことになった。
こうりやーえらいむずかしいなー(こうりだけに)。

 

plus 今日の高校生

今日の高校生。イギリスの一年留学から帰ってきて英語力に磨きがかかっている子。

英作文の週課題ではエッセーを行っている。

留学前に使っていたのが光推薦独学図書の英作文の本だった。

『全解説頻出英作文完全対策』はユニークな手法で書かれた英作文の参考書でありどんなことでも英文で表現したいという目標に近づける一冊。

留学前の準備期間にこの名著の暗唱例文集だけでなく本冊の130文の方もすかさず言えるまでひたすら練習するという地道な練習をずっと続けた。彼女はイギリスでも会話には苦労はしなかったと言っていた。