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セルフラーニングのメリット(3)

ヴォクは予定通り独学で中学受験をし予定通り合格した鹿児島の超名門私立中学には進まなかった。今でもどうしてもその漫画が見つからないのだが、ヴォクはある漫画にはまりその漫画の主人公と同じようなやり方で独学していた。その漫画には乱という努力の秀才とライバルの天才が出ていた。舞台は名門私立の学校。そこから先がどういうわけか思い出せない。加治木町の床屋でたまたま10分くらいの待ち時間にあの漫画を読むことがなかったなら、乱式独学に目覚めるのは遅れていただろう。中学受験範囲に英語はなかったがビートルズを書店の本屋で買って一通り独学した。

セルフラーニングが一番いいなどと言うつもりはない。一番とか順番の問題でなく、人は誰しも自分で考える以外に問題解決の仕方がないのだ。

メリット(3)。(申し訳ないがメリットというシャンプーだけはヴォクの頭皮には合わなかった。)

セルフラーニングなら学校や先生に合わせずに自分の学びたいペースで好きなところを学べる。

読書を例に考えてみる。図書館に行く。今週花波光さんが読む本はこれとこれの二冊です。5/8までに読んだらこちらの原稿用紙に感想文を書いて返却時に提出してください。

感想文は1冊360字以上400字以下にしてください。

「わかりました。あ、題と名前は字数に入りますか?」

こんなことを尋ねているうちは学力なんてつかない。それは遠足に持ってきてもいいおやつの料金300円の中にバナナは含まれるか否かを尋ねるのと同じようなものだ。

小学生のヴォクならこう答える。「わかりました。他の本も少し借りてもいいですか。」

少しという言葉は謙虚さでも遠慮でもない。そういう言葉を使わないと目立って叩かれるのは学習して理解している。もっとましな敬語も使えるが、丁寧すぎてもかわいくない。

そう言って立ち読みで10冊くらい斜め読みする。その中でもましな本があればシリーズ全巻を借りて帰る。課題図書と感想文の方は面倒くさいのであとがきを適当にかんたんな言葉にアレンジして翌日提出だ。

「花波さん、はやかったね。ちゃんと読んだ?」

「たまたま以前読んだことがありました。今日提出しておいてもいいですか。」

図書館やレンタルDVDやコンビニに行ったら、自分で選びたい。勉強だって自分で勉強したいところを自分のペースで勉強したらいい。だれにそれをとめる権利があるというのだろう。