数学折返図形、国語作文、国語古文、英語リスニング、理科社会資料考察問題などを挙げるまでもなく、毎年のように入試で出題されるド定番モノ(過去問を10年も解けばそれは簡単にわかるもの)があるのなら、それらの問題形式に慣れておくのはたしかに有利となるだろう。
しかし、模試は模試に過ぎず、また過去問は過去問でしかないのもまた事実。
入試の制度や問題の性質が、必ずしも同じパターンのまま何年も続くというわけでもない。
10年分、24年分と演習した過去問と本番の形式が違うことだってあるかもしれない。
本試験で何が出るか、それは誰にもわからない。
これからの時期は、頭の訓練に加えて、何がどう出題されてもよいように心の準備もしておきたい。
初見対応力とでもいうべきこのような力をもつけてゆくには、普段の学習時からいかなる問題に対して取り組むときでも集中するということが肝心。
本番で高得点を叩き出す集中状態をつくる秘訣は、普段の練習の中にある。
本番で失点を小さくする集中状態をつくる秘訣は、普段の練習の中にある。
これから入試本番までトレーニングのための時間は限られてくる。
何の問題に対するときでも、よそ見しなくていい。
1問必答の精神で臨みたい。