ヒカリ

DEEP RIVER 光

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スタンダード(1)

すた、すた、…新しいシリーズも書こう。「スタンダードがいいか、アウトローがいいか、目標設定次第」という話。略してスタンダード。

学校の授業は時に、自分の役立つように使うのがいい。lionがお~★さんも書かれることがあるように負荷のある、学校の授業ばかりに振り回されてばかりでもいけない。

ちょっとケーススタディ。全部最近あった実話。

設定1。受験教科にない科目を履修している。赤点をとると補習がある。志望の国立大学へは推薦でなく一般受験でしか道がない。運悪く?授業を真剣に聞いても化学がわからない。どうする?受験につかわない化学を、参考書やDVD授業を駆使してなんとかするのか、すてるのか。

設定2。高校受験の進路面談で忙しい先生。疲れで意識朦朧としたのか定期テスト範囲が終わっていないにも関わらず同じプログラムの授業をここ3回も続けている。名門公立中においてだ。しかも3回とも授業内容は変わらない。「今日はプログラム5の2です。」最初にそう話したきり子供たちに確認すらせず同じ内容の授業をしている。明らかなミスにモゾモゾするおとなしい生徒達。内申が下がるのが嫌で「先生、そこは前回やりました。それどころか前々回もやりました。」とは誰も言い出さない。

設定3。私立の一貫の中学へ入学した。事情で大学の附属高校を受験したい。受験教科は英数国。学校では社会の用語テストがある。合格しなければ100回ずつその用語をノートに書く罰が課される。きちんとしたいが、その社会は高校受験にはない。社会がどうも苦手なのかなかなか覚えられずに困っている。用語の書き取りに疲れ英数国の予習もままならなくなってきた。このまま不合格を続けるのは先生にわるい。でも受験教科にそれはない。板挟みのサンドウィッチマン

設定4。受験教科にある科目世界史を履修している。赤点をとると補習がある。志望の国立大学へは推薦でなく一般受験でしか道がない。運悪く?授業を真剣に聞いても世界史がわからない。流れが見えてこない。なにしろ覚えられない。どころか、どうしても興味が持てない。どうする?受験につかう世界史を、学校の授業と参考書やDVD授業を駆使してなんとかするのか、すてるのか。

設定の1~4。ありふれた問題群だ。すべて模範解答なんてないがあまりによくあるのでヴォクはいくつかのアドバイスをする。こうしたらああなるでしょう。ああしたらこうなるでしょう。そうしたらどうなるでしょう。チャートにひとごとみたいに選択肢を示す。占い師みたいに決め付けたりはしないで道筋を書いてみる。

受験に合格することだけを考えるなら、まず不要なものは削ることもときに重要な戦略になる。

余計なものにみちあふれてんだ。

ほとんどの国立大学では一般入試において成績票(高校の内申)はみない。高校卒業資格があればそれでよい。

ならば受験に役立つ授業は徹底的に選択集中的に利用したらいい。実戦的な授業なら予習をたくさんしたらいい。実戦的というのは教養を深めるの意ではなく入試に役立つという意味においてだ。

参加してもなかなか得るものが少ない授業なら内職に専念するしかない。

(こんなことを書くと、教養をなめるなと思われるかもしれない。別になめてはいない。困っている子がいた、そう書いている。)

(「花の匂い」には詳しく書かないが)ある学校から東大の理科3類(医学部)に5年ぶりくらいに進学した。学校はパンフに載せる。でもその子は高3になっても学校は休んでばかりだったことを後輩達は知っている。

休むのがいいと言うつもりはない。内職するのがいいと言いたいわけでもない。図書館へゆけ、予備校へゆけ、すかいらーくへゆけと書きたいわけでもない。

目的を明確にすることだ。教養を深めたいのか、入試の合格を最優先したいのか、学校で部活に燃えたいのか、甲子園に出たいのか。目的がきちんと定まればなにをしたらいいのか自ずから答えは見えてくる。

中途半端にやりすごすのか、流れになんとなく身を任せるか、徹底的に抵抗するのか、態度を明らかにしなければならないときがある。目的があるのなら、どうしたらいいか、情報を正確に集め、策を立て実行しなければならない。アメリカ合衆国アメリカ合州国?常識を疑うこともときには必要だ。

わかりやすい参考書(それは存在する)をつかってなんとか独学するのが正解のときもあるだろう。

完全に無視してきちんと0点を取り続けるのが正解のときもあるだろう。

正解を決めるのはあなた自身。

ほなね。すた、すた、…スタンダード。