進路を決めるのは誰だろう。
高校生を数千人見てきた。いろんな高校の高校生をこれまで見てきた。県内のかなりの部分。学校について勝手なイメージをつくりあげてしまう自分がいる。これはよくない。
ある学校の環境がそこへ進む中学生にとってよいかわるいか、よくなるかわるくなるか、それはひとえに本人次第だ。どんな環境であれ生かすも生かさないも本人次第だ。その集団でどう自分をつくるかも本人次第。
だから学校見学へは子供が行けばよい。ヴォクが代わりに行って勝手な感想をこれ以上作り上げる必要はない。上の生徒ひとりの感想がそのまま後輩が抱く感想と一致するわけでもない。
学校を選ぶのはヴォクではない。どこの学校に行けば幸せなのかはヴォクにわかるはずもないことだ。子供自身が自分の肌で感じ、自分のオーラの色と学校の色とをぶつけ、子供が自分で行く学校を見つけ出す、それでいいと思う。
もっと考えると、子供の将来の夢を考えるのもヴォクであるわけがない。夢を聞けばどう進むのが近道なのか、そんなことを考えてしまうが、そもそも近道をして苦労をさせないのがいいことというわけでもない。苦しみからの方が学びが大きいことだってあるだろう。
学校はどこを目指すのでもヴォクはそれを応援します。本気で目指すのなら喜んでアシストします。アシストなんかいらなくなるような仕方でアシストします。
行かせたい学校、進ませたい学校、そういう概念をとっぱらってあなたの学校を一緒にめざしてみたい。