コーチえのもとは僕が部活をさぼると、そのたびに部員をつかってチャリで僕を捜索し無理やり練習に引き戻した。自宅か本屋か海のそばの公園に引きこもっていてもすぐに捕まった。ケツバットと腕立てと外周後にまた練習ができた。部活は毎日あったから生活そのものだった。僕らは毎日コーチえのもとの話に耳をすませた。(コートに帰る時間がこわかった。どれくらい怒ってた?とか迎えに来た子に聞いたりしたなぁ。)
ぼくは子供がもし塾を休んでも捜索していない。保護者様に連絡メールをするだけ。来ることの意味は来たときにしか伝えられない。塾は毎日はないから。電話やメールや家庭訪問で呼ぶことはない。
毎日子供が家で自学できる塾をしている(子供は家でひとりで勉強できると確信している)ので、一回休むと一週間分のコーチングもできなくなる。課題だけ伝えるのでは放置プレイとなる。
週に1回の授業で1週間分のコーチングをしている(受験生は週1回とは限らない)。
教科のこと、○つけの仕方、解き直しの仕方、本の使い方、音読の仕方、用語暗記のペース。
指示を受けたらやるしかない。きちんとやり方を伝えたら、子供たちはやるようになる。自らやるようになる。
やり方なら、何度もなんどもくり返し伝え続ける。(捜索を何度もしてもらったみたいに。)