通知票だけをあて(基準)にして入学者選抜をする学校(高校)は少なくなっている。
中学校間で学力差がある。上位層の厚さは学校により差がある。480点以上が10人くらいいる厚い学校から450以上が数名の学校まであるだろう。それに加えて通知票の付け方にも仏と鬼ほどの差がある。90代と90代で3の子もいれば5の子もいる。なにが絶対評価かわからないよ。まだ相対順位でつけたほうが公平だ。
私立、公立の差だけではない。さらに公立間にも差は存在するのだ。
そういう理由があるので何度も書いたように、僕は定期試験より県レベルの母集団の大きい模擬試験を重視している。校内順位は出題者が誰だったかとかリスニングが聞き取れる静かな環境だったか(ある学校は試験中だというのにうるさいらしい←ありえん)など条件差が大きいが、実力試験は知識偏重でない思考重視の比較的良問がならぶ。試験中もさほどうるさくない。試験をつくるプロ集団(民間だけどそれが仕事のひとたち)がつくっているからね。問題訂正なんかめったに入らないしあらかじめ過年度で同種の問題を出した場合の得点率まで考慮された問題が並んでいる。埼玉だと駿台全国模試や北辰テストがそれにあたる。
前回2年生も3年生もほぼ塾生の全員が(強制せずに)受験した。結果がもうすぐ届く。僕はこれをたよりに学力測定とカリキュラム立案、合格予測をしている。もちろん判定ですべてを決めることはしない。いまのがんば率をなにより考慮にいれるのは言うまでもない。
通知票だけで学校を決めるのは(一部の)推薦入試だけだという現実も知っていただきたい。
総合点で決める方式ではまず学力点のよい層を合格とし次に通知票も加味して選抜してゆく。だから学力があれば合格しやすいのだ。
入試については、頭を鍛えること、それがなによりたいせつなことだ。
社会人は課題を解決し社会貢献する。
学生は問題を解決し、課題解決力を修行する。
問題集の問題を解けることは社会に出た後に課題を解決しやすくなることに直結している。
×だった問題を一つひとつつぶしこむんだ。
ほなね。