勇敢な/恋の/歌
では、「勇敢な」の前に「とても」や「非常に」などの副詞が補える。
副詞が修飾するのは用言(つまり動詞か形容詞か形容動詞)なので、「勇敢な」は「勇敢だ」という形容動詞の連体形とわかる。
一方、
赤虎さんは/中年だ。
では中年の前に「非常に」が補えない。
したがって、中年は名詞であり、「だ」は断定の助動詞である。
実際「中年な/人」という言い方もしない(名詞には活用がないから)。
全くの余談だが、ヒカリがめっさ使う「めっさ」というヒカリ語は両方につけられるため、識別上は、めっさ役立たず。
注:「国語な人」や「独学な人」という表現は本来(文法上は)ない表現なので、かえって個性的であり、ときに好んで使われる場合もある。
「国語の人」とか「独学の人」という表現が正しいことを認識した上で(あえて)使われていることは言うまでもない。