上尾市にある学習塾|光塾

納得と会得の狭間で 〜 ヴォクが小学生に伝えていること

きょうの小学生。
数学は高校入試程度の相似の演習、8周回目。
英語は公立高校入試程度の長文読解10周回目。文法単語の復習として例文は10文程度を毎週覚える。毎日の長文読解音読で英文読解への抵抗がなくなる。英文読解と和文読解の読解速度の差が小さくなっていく。
国語は私立高校入試程度の長文読解。3ページ程度の長い文章を200字程度に要約したりポイントを説明したりする。国語の読み解き力を鍛えるにはこれが一番いい。毎週2題程度ずつ熟読し添削課題に取り組んでいる。
他に世界地理と理科をやった。
無学年式に会得段階に応じて進んでいるため全員進度はバラバラだが、この時期の小6生の学習する内容として深度は浅くない。小学生だからこそ中高内容まで教わる。
社会では日本史年表は高校生のものを使っているので年表に沿って多めにインプットすることができる。
理科では高校の物理、化学の基本的な内容はもれなく扱われる。
たとえば電流や電磁気の単元なら金属に電流が流れやすい理由として金属結合における電子の動き方の話も、光や波の単元なら凸レンズの実像の大きさがもとの物体のb/a倍になることや、1/f=1/a+1/bなどの基本的なレンズの公式の使い方の話なども100問100答の中で出てくるので知っている。毎週新しいテーマのつまったプリントを手にすることができる。
とくに理科では他のものから導かれるものがどこまでで、他のものから導かれないものがどこまでかを区別しながら考えてゆく。科学の授業では総論を扱うのでなく毎回個別のテーマ問題を考えるわけであるが、先の凸レンズの公式なら相似を会得していたらかんたんに証明を追体験することができる。
自力で再現できると、これは楽しいだろう。実像の大きさも焦点距離も5秒、10秒で求められるようになる。
凸レンズを考えていたつもりが数学の相似の知識を道具として使えるわけだ。
数学を学ぶ意義が何倍もわかるようになる。
きょうの子は勝手に先の方まで予習するのが好きな子なので予習済みのところについては、背景知識をプラスαで紹介して、深みが出るように指導している。
凸レンズなら、眼鏡やデジカメや虫眼鏡やビー玉顕微鏡への応用事例についてまで扱うようにしている。
身近なものの理解が深まることこそ理科の喜びの一つだと思うから。
小5くらいから始めると小学生のうちの2年間で英数国の中学3年分を終えるケースが増えている。
そうすると中学に入ってから暇を持て余す感じになってしまい学校の授業がおもしろくなくなってしまう。もっとゆっくりにして代わりに理科社会をたくさんやっていくのもよいのかななどと思う。
でも、結局子どもがどんどん学びたがるのをとめるわけにもいかないので、進んでしまうことになる。自学用のドリル教材は説明が長く読むうちに読解力が鍛えられ、何よりひとりで勉強が進められるようになる。
中2いっぱいまではそのまま高校2年程度のところまでは英数理を進めておいて、というパターンが比較的多い。小中一貫の無学年式個別指導の利点がここにある。
理系と文系のどちらに進みたいかは本人次第だが、理科と数学をめいっぱいやった上で各自が判断できるようにするのがヴォクの仕事の責任であると考えている。中学校の試験に出ない高校内容のことでも将来につながることはどんどん教える。
別な話も。
問題集は最高によい問題集を使う。
何をもってよいとするかは議論の余地があろうが、ヴォクの知る限り自学自習に最高というものを選んで使う。
伝説的なまでにいい問題。
良問名問から学べることはあまりに大きい。
本当にいい問題を150題、会得する。
問題集参考書、よいものはよい。
初学者向けの本当によい参考書とは一言で言って、「わかるように書いてある」。
図を多用する、具体例が多い、何が原理で何が応用かの区別がつけてある、どこだけは覚えないといけないのか明確に示すなどいろいろ工夫はいるがとにかくわかるように書いてある独学独習参考書は必ず存在している。
そのような良書を使う使わないで小差がつき、何の本を何冊使うかで中差がつき、何周もやって会得するまでやるかどうかで大差がつく。
問題集をやるときは自分の身につくまで必要に応じて何回でもやることだ。
ヴォクの仕事をしていてうれしい瞬間は質問されたときに問題がわかってもらったときではない。
勧めた参考書を15周くらいしていると聞いたときでもない。
そういうことは目標が行動を伴っており、思考法や習慣が変わればあたり前に起こることだ。
結果を変えたときだ、ヴォクがうれしいのは。
はじめは考えもしなかったような県内順位や全国順位を模試でとったとき。
その瞬間に未来に夢を持つようになる。未来が見えなくともせめてこんな学校に行きたいと言えるようになる。言うだけでなく本気で目指す行動をとるようになる。
定期試験の学年順位というささいなものでさえ、自己ベストを更新し続ける子は自分の未来がどんどん近づいてくる。
12月の模試が終わった。
高3生たちは大学別模試が終わりいよいよ本番に向けて闘っている。
中3生たちは自己ベスト県内順位を更新させることができただろうか。
自分の進路は、科目の技術を高め、科目の知識を固めるというその単純な準備と練習を繰り返すだけで切り拓くことができる。
解法を知っていながら正解に至らないのには2つ理由がある。
1つは納得できていなかったというもの。もう1つは納得はしたが会得できていなかったというもの。
逆に丸暗記でも解けたということは多々あることだ。
いずれにしても模試で解けていないのには原因がある。それを直視して欲しい。
試験の前日まで、まだまだできることがある。
たかだか150問でも、その良問の150題を深く理解し、会得していたら、さらなる高みが目指せるようになる。
がんばるしかない。たった150題だ。あせるな。1題と闘え。
plusこれは塾生がやっていた勉強法の話。
自学自習、家勉、独学、セルフラーニングのエッセンスが詰まっていると思っているので書いてみる。
参考書(基礎)をひととおり読む。理解する。納得する。公式はすべて自力で導出できるようにする。まとめやポイントを書き出して、載っていた問題をノートに解く。その際解くために必要な知識などは自分なりにまとめておく。解けたら納得マークをつけておく。
次の日もまたその次の日も同じ問題を解く。
そこまでしてから当日の新しいページに移る。
覚えるくらいになってきたら繰り返し解くのをやめてよい。この段階では自力で解けるようになっているので会得マークをつけておく。
1日で解く量を徐々に増やし、最終的に1日でその参考書1冊の全問が100パーセント解けるようになるようにする。
東大に進んだ彼女がやっていたこの学習法は恐ろしく単純なのだが、いくつも注目すべき独学のコツを含んでいるように思う。
繰り返し解くことで会得とスピードを目指している点は中でも独学の基本となる。
考えてみれば一問一答集の便利なのは繰り返す負担が小さい点である。
パッと開いてまたページの問題にアタックするだけで繰り返しの復習が可能になる。
そして繰り返せば繰り返すほどに解答に要する速度は速くなり想起回路が強化される。
一問一答集をうまく組み合わせることで復習回数をかせぐことができ基礎の知識を固められる。
『一問一答完全版』はだから独学者が使うべき教材だと思う。
ほなね。