上尾市にある学習塾|光塾

思考の速度で(3)

数学、物理など複雑な思考を要する科目では、その複雑さに合わせながらスピードをゆるめることが、正確な理解の鍵になる。

新単元、未知領域では、初学者は思い切って学習の速度を落とし自分のものとするまでゆっくり進む。

◯になるまで1ページだけを何回か繰り返し挑戦してみてもいい。1問に3時間かかったっていい。ページ1枚をマスターするのに2、3日かかったって構わない。

難しいからといって、いい加減に飛ばそうとか覚えてしまえなどというズルをせず、急がば回れ

地に足をつけ、わかるまで何時間でも何日でも粘って考えてみるのがいい。

たまには調べてみたらいい。

空回りしてどうせいつか0からやり直すくらいなら、最初から念入りにゆっくり積み上げてみたほうがいい。

念を入れるとは、具体的には基礎のキソまで戻って確認することを含む。予習でわからなければ復習するしかない。復習でわからなければ追習するしかない。

念を入れ、思考の速度で進めていけばいい。

堅い土台の上にしか高い塔は築けない。

富士山のように深く海の底まで土台を築くんだ。