スパルタ私学に入学した子には塾をやめるように案内している。
そういう学校は塾予備校不要説を唱えており塾に行っていますとか予備校に通いたいなどと言おうものなら、気でも狂ったか! 新しいことに手を出す前にいまあることをやれ!と大説教大会。全教員の首尾一貫したその言葉に激しく同意。
学校はサークルの掛け持ちではないし、日替わりランチメニューみたいにコロコロ変えられるようなものではない。
塾にくる子は学校には内緒にするのが学校に対する礼儀であるし、ヴォクからも「 学校のことだけを全力でやるのが筋です。セルフラーニング○も身についています。塾はおやめ下さい。」とお伝えしている。
例えばテニスを習うとして2人のコーチにつくだろうか。コーチえのもとにつきながら、コーチまつおかにつくだろうか。ヴォクならそんなことはしない。コーチえのもとのいう通りに全部やる。コーチえのもとは全部をテニスがうまくなることにかけている人だ。
やるならやれ!俺は半端はひとっちゃ好かんと言われて、どうして半端な練習ができるだろう。無理ぃ〜(めいっこまあみの口調で〕。
逆に信頼できないなら全部やめるのがいい。アップorアウトとはマッキンゼーの言葉だがそういう風にできている世界もあるんじゃないか。
自分を信頼したら自ずとやるべきことは見えてくるだろう。樋口新一さんが「まとまらなかった」の中でも書かれていたが答えは本の中や遠くの新しいどこかではなく身の周りの日常の中にもあるのだろうと思う。
目の前のことを徹底することなしに新しいことをはじめるのはどうかとおもうぞという前出の私学の教員の言葉には真実味もたくさんある。