上尾市にある学習塾|光塾

考える帽子(6)

わからなくなったら先生にすぐに聞く。一見聞こえはよいが依存してばかりで自分で考えるチャンスを放棄してはいないだろうか。

もったいない。

ヴォクは質問を受けるときには、まずどこまで考えたか尋ねる。子どものノートを見ただけでは詳しくわからないことが多いから。

あまり考えが進んでいなければ何を調べて何分考えたのかを尋ねる。

「この辺がわかりません。」この辺てなに?それは残念ながら禁句なんだ、と伝える。

何行目の何列目の文字だけがわからないのかを尋ねる。

ついでにどうしてわからないそこに?マークを入れていないのかと突っ込む。

子どもは自分で考えた方がはやいことに段々と気がつくようになる。

?がどこなのかよくよく考えてみたら、そもそも?がなかったことを発見する。

たんに考えていなかっただけだったか。

わからなくてもいいの。わかるところを広げようとしてもがいているのかい?

考える帽子を身につけているのかい?