受験生で届かない子はいない。やることをやっている。全員一人残らずだ。
低学年の子には話をする。こんなペースでは希望の成績ラインには届かないよ、と。
伸びの上限を勝手にヴォクが決めるとかそういう低レボーの話ではない。
あきらかに練習してないでしょう?
ヴォクはかまわない。ヴォクがそこに行きたいわけではないし、ヴォクが目指していることでもないのだから。
それはあなたの好みの問題なのだから。でも、好きとか嫌いとか言う前に、練習してないでしょう?
練習の話をする。ピアノの話をする。サッカーの話をする。作家の話をする。坂の話をする。子供はわかりましたという。でも失敗する(こともある)。すると言った練習を仕切れなかった。
失敗できてよい経験ができたね。良かったね。
で、次はどうするのかな? ひとりではもうできないかな?目標を変えるのかな?
夢物語なんかしても仕方がない。あなたの希望するラインに到達したいと思うなら、これだけやらなくちゃならない。そのラインを伝えよう。
ヴォクにできるのは目標を持たせる、そういうことではない。目標のある子にアシストをすることだけだ。それは業界用語で「ライン引き」という。
だから目標をたずねる。
どうなりたいの?
どこに行きたいの?
何がしたいの?
本当にそうなりたいの?
本気なの?
100%マジなの?
本気と書いてマジと読むの?
なんでそうなりたいの?とはたずねない。それはやっぱり好みの問題だ。
どこに行きたいのか、それを尋ねる。
何番になりたいのか。
どこの学校に行きたいのか。
将来何になりたいのか。
そういうことを参考までに教えてもらう。
なんでかって?
だってゴールがないのに、ラインなんて引けないじゃん↑
アンニュイなゴールにボールを転がす遊びをしているわけではないから。
なんとなく勉強しているわけではないから。
気の向くままに流されたいわけではないから。
川の流れに身を任せているわけではないから。
ひとときのバカンスを楽しんでいるわけではないから。
「わかりました。本当にそうなりたいのだね。だったら、練習しよう!」
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土俵の真ん中」