コーチ・えのもとの教えのひとつをヴォクが書こう。ヴォクの筆で。
気分やモチベーションや体調に左右されず、やると決めたことをきちんとやるのが上達の秘訣である。
あまりに当たり前なのでもはや秘訣でもなんでもない。
うまくなりたいともしも思うなら、決めたことを継続的に(はたからみたら)しつこく、毎日やり続けたらいいんじゃないか。なにも余計なことを考えることもなく今日のノルマをこなしたらいいんじゃないか。明日のことも昨日のことも悩まなくていい。今日の2つに集中するだけでいい。
1日にたった2つのことでも、その2つを極めるまでやる。中途半端にではない。極めるまでだ。はじめの日に1と2が終わる。たった2つが積み上がる。
次の日には3と4にすすむ。
その次の日には5と6に登る。
また次の日にはやっと7と8まで到達。
こんなノロノロのペースでも、1年間で(15日休んでしまったとしても)700。
気がつけば700段目まで到達している。周りにはついてきている人があまりいないようだ。こちらはこんなにも景色がいいというのに。
たとえば数学。700題極めたら高校数学が全部マスターできる。「ひみつを教えてください!」と人は彼に問うかもしれない。「今日やるべきことを今日やるだけです」彼は答える。
「やるべきことがわかりません。」また人は彼に尋ねるかもしれない。
「やるべきことですか?3段目でやるべきことは1段目と2段目の最後にありました。あなたは1段目と2段目をやったのですか。」
(方言やニュアンス(ニュアンス?)などは標準的なコトバに翻訳しています。)