吉野 弘さんの詩「虹の足」を読んだ。
虹はいつも遠くの方に見える。虹が空にかかっている。虹のアーチの足の底に小さな村やいくつかの家が「すっぽりと抱かれて染められていたのだ」。
けれども虹の中に入ることはできない。本当は虹の中にいたとしても虹の中にいる人はそれと気がつかない。なぜなら虹はそこでは見えないものだから。
それと同じで、幸せは遠くにはよく見えても、なかなか自分が幸せの中にいることには気がつかないものだ、というような詩。
(もうすこし話は先の方まで続いていました。)
ゴイスな詩だな~、って。