東大受験を一緒にたたかったE君のこと。
三回目かな。
E君はインフルエンザなどで、東大模試でいつもA判定だったのに、東大を過去に2回(2年)受けていて(3年目の調整中(つまり2浪中)にヴォクが図書館で出会った)東大入試研究家みたいなヴォクの先輩だった。
図書館では独学のヴォクの勉強法をたまに見てくれていた。だから厳密にはヴォクは独学じゃなかったのかな。
E君は合格体験記を60冊くらいもっていて、何年に理3に通った○○の国語勉強法はこうだ、とか何年に文1に通った△△の数学学習法はああだ、とか色々教えてくれた。
彼に聞いてヴォクが国語でやったのは、難しい新書(おもに哲学、現代思想、論理学、言語学系)を読むことだった。E君お勧めの構造主義の新書を読み尽くしたあとの夏の東大実戦で、はじめてヴォクは国語でも上位者リストにE君と一緒に名前が載ったのを覚えている。
いわゆる「新書で難しいテキストを読む勉強法」ってやつだ。
哲学書は大体において論理的なので国語の学習には最適だった。
(つづく)