ヒカリブログ

上尾市と桶川市の間にある学習塾光塾

受験生を引き受ける(2012年12月)

塾を桶川上尾のはざまに開いたときから私国立中学入試準備の授業を実施していた。当時は小学生塾生の約半分が私国立中学受験生だった。

中学受験者全員一人残らず第一志望校合格ということが続いた。(それでうちの塾には私国立中高の在籍者の割合がいまも大きい。)

こないだの冬に全力でついてきた子が第一志望の海陽中の特待試験に落ちたのを機に私立中学受験コースを閉じた。はじめからいつもその覚悟でやってきた。合格させられないのは塾の指導コースではないと考えた。

教えるのは仕事の一部だが合格させるのは仕事の全部だと考えて、やっている。週に5時間分10時間分の課題を課している。ついてきてくれた子に対する自分なりの考えはある。(逆に不合格のあった指導コースは仕事になってないわけだから自分で閉鎖する。)

早大本庄お茶の水、東大、一橋、浦和、浦和一女など他にも最低2カ年、基本的に3年以上のじっくりと時間をかけて準備をしているコースがある。東大コースの子は小学生くらいから目標の紙に書いている子が半分、高校進学後に決めた子が半分か。

東大なら過去問は必ず30年分やる。ずっとそうしてきたし今年もやった。30日間昼を毎食カレーにするくらいのことか。やる人はやるだろうしやらなくても学力はつく。それは選択や好みの問題だ。たまたま指導者であるものがメニューをそう決めたというまでのことだ。

効率はすこし悪いかもしれないが、いやかなり悪いが、合格に必要な学力ラインよりずっと上の実力がつくだけのペースとレベルで指導している。

一回も宿題を忘れずやれと言ったことを全部やる子が不合格になったら閉鎖するつもりでやっているのはどのコースもどの子に対しても変わらない。

今年の受験生も来年の受験生も本気には本気で応える以外にやりようがない。

指導で苦しいシーンもある。受験一年前になって志望するというケースだ。

意欲を見て断るか受けるかどうかを判断している。間に合わないのではないかと疑念を持っている場合は引き受けない。責任のもてない仕事はできない。挑戦の応援と責任は別のところにある。

引き受けるといっても小学生の頃から見ている子たちだ。

精悍な顔つきをみたらわかることだ。

ヴォクは全員を合格させたい。ここ7年、手段としてセルフラーニングを選択しているがあくまで合格や進学が目的だ。

同じセルフラーニングでも春日部から週に3日電車で通ってくる子もいる。偏差値を70くらいまでこの子はあげてきている。今後も、最終目標に届くなら思いつくことは何でもしたい。

どういうやり方をしたら力がつくのかを毎日考えて、いまたまたまこの指導法でやっているというに過ぎない。

自分の指導経験で最も結果が出たのでこの方針で育成している。

指導日数(毎日から一日まで子どもを見て決める)、指導ペース反復回数、テストの頻度、教材選択なにより本人の継続的実行、習慣や癖をよく見るしかない。

間もなく受験生全員が受験を迎える。

中2生全員が入試一年前を迎え受験モードのスパートをかける。ジャスト一年前のタイミングだった中2の会場模試の結果が今日かえってきた。いまはC判定のオンパレードだった。お茶の水早大本庄も浦和も浦和一女も難関校だからB判定、A判定などかんたんには出ない。個人の偏差値とは別に、塾内の平均得点と平均偏差値における科目間の強弱を見てプリントや計画、教材進度の微調整を行う。

子別に志望校との目標差異を確認する。

今回は偏差値平均は珍しく英語が数学よりよかった。

ここ3年間はずっと英語が数学に負けていたのでカリキュラムを変更強化したのが効いてきたかな。

同じ本(ソクドクオンドク)ばかり何周も繰り返すのは飽きるけれど語学には反復が効く。

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2年生は過去問研究に入った。「ホーム図書」を定義した。増やすのは問題数問題集ではなく反復回数。なんでんかんでんホーム図書やルーズリーフに書き込めばいい。一目で見える範囲にまとめ一日で全部を見直すことができるくらいコンパクトにまとめる。

もう一回もういっかいと復習を繰り返しつながる知識、試験で使える知識にまで深めてゆけ。

いちばん大切な仕上げの季節。入念に作戦を立てきって、あとはやるだけという状態を用意したい。

目指す道についてはよく話を聞きたい。

引き受けたなら、到達するための道は示す。

数字は北辰テスト中2生の12月の結果。

ずっと一緒に勉強してきた結果の数字。

何年も前からの癖で、紙をきれいにおりまげ携帯で撮影している。

今年の3年生の光塾上尾校の目標は、

1、塾生全員偏差値65以上を達成すること。

2、塾生全員の偏差値平均で70以上を達成すること。

ここまでは去年と似ているが、今年からは子別に県内順位目標も立てるようにした。

偏差値ではなく順位を見るのはどうしてか。

当たり前だが母集団で偏差値という数字の意味はまったく変わったものになる。

これは偏差値の算式を持ち出す以前の問題であって、母集団の層で自分の位置も変わってくる。

また問題のレベルによっては偏差値が高く低く広がったり、また逆にみなあまり差がつかなかったりする。

たとえば私立中学受験生の多い埼玉のようなエリアでは公立中の生徒が主体となる母集団の模試では上位の層が薄くなっているので高い偏差値が出やすくなる。このような場合は上位者の実力差が見てとりにくい。実際には県内10位内と県内100位ではものすごい実力差があるというのに。

しかしながら高校に入学すると私学も公立も混ざってくるため母集団が均一化され自分の相対的な位置を掴むことがより容易になる。

上位者の中でも分布の山が描かれ実力差がよく見えるようになる。

そういうことを考えると偏差値よりは順位を目標にする方がわかりやすいという側面がある。

ざっくり言えば、そんな感じで目標設定をして進んでいるところだ。

念のため書くが塾の目標やヴォク個人の目標は生徒個人にはどうでもいいことなので伝えてはいない。

ヴォクも振り返るときは全体値と平均値などをとくに教科別に参照するが、指導中は個人の目標差異ばかりを重視し、平均との差など考えていない。

目標が100位以内の子がいたらどうやったら達成できるかを考え一緒にそれを追う。

数字については昔からそういう考えを持ってやっている。

東大コースの子なら東大模試で上位者リストに名前を載せるというのをとりあえずの目標(数字はいつだってとりあえずの目標でしかない)にしているのも同じ理由からである。

本当の実力がどれくらいついているのかは模試で確かめることができる。本番はあくまで一回だが途中途中での進捗なら模試でもわかる。

期ごと期ごとに数字のとりあえずの目標をクリアしておくことには一定の意味はある。

全員が目標の数字をつかみ、行きたい学校経由、夢への片道切符を手にすることができますように。

上尾市光塾