上尾市学習塾 ヒカリブログ

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★質だけを追い求めても量をこなした人には勝てない(3)

体操には減点法という採点概念がある。ミスしたら減点される。中学校の定期試験もミス減点式なのでミスの少ない(しない)人が勝つ。よくどうしたらミスがなくなるかと聞かれる。それはどうしたら体操やピアノ演奏でノーミスできますかと問うことと同じだ。ミスする場所を知り尽くす以外にない。汝自身を知れ。

北辰テストもしかり。最初に正解がひとつある。

さて、入試はどうだろ?

東大入試は加点法である。解答の数字が違っても過程がよければ得点される(ときに過程の論理があやうい正解者より、誤答者がよい点を付与される)。また正解はひとつではない。予備校発表の解答はバラエティーにとみ比べ読みは常識だ。440点中半分とすこしもとれば理3以外は合格する(H20年度なら文1=249、文2=247、文3=239、理1=219、理2=214、理3=277(900点満点の1次試験・センターで文1類(法)・810点、理3類(医)・830点、他科類790点を得点したと仮定))。

私大入試はいまだ減点法が多い。

大学入試ではセンター試験は減点法(もちろん正解をマークしたら得点になるという意味では加点法だが、構造力などはあまり測定されないという意味でぼくは使っている)である。国公立に行くなら60パーセントから90パーセントの得点をなるべく減点されずにとればよい。正解はひとつしかない。

私立の高校入試も基本的には減点法だ。だいたいマーク式が多い。マーク式は減点法や素直さの算定と相性がよい。

中学入試もまだまだ減点法が目立つ。

そもそも筆記のペーパー試験を加点法で行うのは採点の公平さという観点からも難しい。かつての早稲田一文の小論文入試みたいなのもなくなりつつある。早稲田理工が英語で入試を行うことにするなど早稲田は入試改革に常にアクティブだ。入試(アドミッションポリシー:入口方針)は人財集めを左右する。

慶應もAOの草分け的存在、いまでも加点法の入試をよくやる。

さて、入試にあわせて戦略がきまり、戦略が決まれば戦術がきまる。試験とはシャーペンをパンチとし消しゴムをガードとしたボクシングだ(なんとなく明喩法で)。受ける試験の性質を知り、それに合わせた学習をする。減点法の試験で点をとりきるためにはなにが必要か。ガードの継続と反復だ。ガードを固めるんだ。

いくら質を追い求めても、量をこなした人には勝てない。

ほなね、すた、すた、……スタア★。