塾を開いたときに、うちの授業は月に一万と決めた。本気なら誰でも通いやすい価格帯にしたかった。週に1回の通塾で家庭学習の全部を引き受ける。週に1万かかる代わりに小1でも高3でもどこを受験するのでも勉強の仕方をみていく。そう考えた。プリントやテストの都合で少し授業料は変わったが理念は変わらない。意味不明の維持費をとらないのでコストパフォーマンスもエリアナンバーワンだと考えている。うちは学年一位が多いとか、成績を上げるだけじゃない。ぼくは違うものを追う。根性。姿勢。努力。
子供には楽天の田中が打者に向かうときのように勉強にかみついてほしい、強気で勉強してほしい、引退が決まった桑田が野球を愛したように勉強を愛してほしい、と考えている。勉強のやる気は出たり出なかったりするものじゃない、ひざをつねりながらでも、眠くてもやる気は出すものだ。誰のために勉強するのか?とといかける。だから自分のために勉強したい子をみつけたい。待ちたい。関わりたい。
ぼくがたいせつにするものは勉強への取り組み方だ。
勉強したら、しないときと比べて具体的にどういう「いいこと」があるのかを示す必要がある。勉強したら人の役に立つ仕事につきやすくなる。勉強したら職人にならなくても収入のよい仕事につきやすくなる。勉強したらはやい話が、人にも自分にもおいしいステーキを出すことができるようになるというのは実際問題ある。いい車に乗れる。家が買える。人助けができる。はたをらくにすることができる。
チャンスがあるときにつかめるかつかめないかが、学生時代に本気で勉強したかどうかに左右される現実がある。だから、それを伝える。テニス部員なら大会に出て勝ちたいと思うよね?相手のために負けたい?
勉強も同じ。やっぱり勝ち負けの要素だってある。みんながみんな恵まれていて趣味だけで勉強してるわけじゃないんだから。喰うならやらねばって側面は絶対にある。みかみさんがタイに行かれたのもぼくにはわかる(気がする)。貧しい国に必要なものは食糧もそうだが教育だ。
そんなわけで、勝つための勉強姿勢をぼくはたいせつにしている。
たいせつにするもの(4)へ続く。
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