ヒカリでは定期試験の結果は大体メールで知らせていただいている(本人からまたは保護者から)。
親御さんが確認してコミュニケーションをはかる機会にもなるし何よりぼくたちが結果が気になってしまうというのがある。
授業日まで待てないのだ。
よい結果もわるい結果も自分がやった分だけの結果であると思う。
100点か90点かこれだけが大事なわけではない。
ベストを尽くせたのかどうか、これが肝心だ。
今日はよかった人はおいておいても、点数が下がって「私はもうだめだ~、親におこられるぅ~」と暗く沈み込んでいる子がいた(入室した瞬間から表情がオモオモ)。
点数的にはたしかに下がっているがその子はベストに近いだけの努力はしていたと思う(直前にイベントが入ったのはいたかったが)。
努力していただけに悔しいというのはわかる。
しかし沈み込みすぎだ。
ふりかえるべきは点数ではなく自己の勉強への取り組み経過である。
まだ順位も出ていない。順位を見てから期末へ向けて切り換えようということ、だめだなどという否定語は一切口に出してはならないということを伝えた。
実際、ほかの子にも丸聞こえなので否定語の魂が乗り移っては当人以外も大いに困る(ヒカリ指導員は言霊をすっかり信じている)。
というわけで前向きにいこうね。今度からは退室だよ。
テスト問題はいろいろな種類がある。
多かったり、難問だったり、入試問題だったり、ときには悪問だったりする。
そのテストで順位が何番かも大事はだいじだが、それに向けて、目標順位達成へ向けてどんな努力ができたのか、ここに注目しよう。
文章題もあきらめずに粘り強く練習したのかとか、プリントの問題なら答えを隠してたしかに解き直していたのかとか、作図練習、漢字練習は実際にかいて練習していたのかとかだ。
なにより根本を大切にして本質を考える勉強をしたか、これだ。
テストで点をとる一番の方法はテストの前に自分に対してテストをしておくということなのだ。
メールにはテスト送信ということばがある。
マイクにはマイクテストということばがある。
テストにはテストテストだ!!
つまりテスト前のテストだ。
自分で自分を定期試験前にセルフテストする力、これが自立(自律)である。
ノートの使い方や、問題集への書き込み方なども自己テスト(テスト直前の見直し)に便利なようにしていけばよいだろう。
勉強のすべての瞬間においてアウトプット(これがテストの点になる)つまりテスト本番を意識するのだ。
本テスト結果はじっくりと見て日頃の勉強(インプット)に生かそう。
テスト結果をみたら普段の勉強への取り組みがわかるものだ。
テスト結果は普段の勉強という氷山の一角にすぎないがそれでもわかる。
中間結果集計期間は同時に期末対策の始りでもある。
テストテスト、これが鍵だよ。