ヒカリブログ

上尾市と桶川市の間にある学習塾光塾

えのもとみのるといふ人(2)。

ヒカリが中学時に所属していたテニスチームのくそ鬼監督は、本気で県大会優勝という目標を全部員に与えていた。夏休みのラジオ体操が始まるよりも前に全員集合させられ、太陽が沈んだ後まで練習を文字通り強制されて、テニスをさせられた。

練習には無理やり参加させられた(その証拠によくサボっては叩かれた)が、テニスしかやらない環境の中で目標だけは本気で持つようになっていた。いつしか県大会優勝を信じて練習をしていた。練習には受身形で参加していたにせよ、優勝するぞという意識は主体的なものになっていた。時には練習を自らしたいと思うようなときさえあったほど。大会の結果はいわずもがな。

大会という大会、連続でことごとく優勝した。正確には優勝させられた。

ひとたび優勝すると、いつしか練習も主体的にやりたいと思うようなときもたまにはあるようになっていた。

与えられた主体性であったが、卒業後、高校では自らテニスがしたいと思った。人生ではじめて心から何かをしたいと強く思うことができた。

目標を持つことができない人には、目標を与えるしかないのかもしれない。無理やりやらせるだけでは効果はでない。目標を伝え続けながらやらせるということ。これだ。

目標を持つというチャンスを、設定したい、そんな風に考えている。

目標を達成できない子は力が不足しているのではない。目標を本気で設定していないのだ。

ただ単に勉強を強制しても、やる気はなくなるばかり。やる気を引き出すために目標と行動をセットで強制したい、そんな風に考えることがある。

榎本監督のくちぐせ。

「やるならやれ、やらないならやるな、俺は半端はちっとも好かん。」