今日の小学生 数学国語英語などを一緒にやっており、いまは高校数学1A2Bを終え数学3に入った。極限をやっているわけだが本人の質問ではピタゴラス数(三平方の定理をみたす自然数x,y,zの組)で、3、4、5や5、12、13などなどどれも美しい数値だが、どうして1つが5の倍数なのかを考えていたらしく証明を書いてもってきた。合同式を用いていないので長いが正確であった。合同式を用いて数行の別証を行った。その後、そもそも5の倍数だけではない、3の倍数と4の倍数もあることを伝えると同じような仕方で証明していた。
それにしても三平方の定理の自然数の組み合わせに興味を持つとは興味のある方向へ自分勝手に進んでいるところが素敵でよろしい。
K高校の方がお見えになった。
例年10以上の中学や高校から入試結果などを携えて進路主任の先生などがいらっしゃる。ありがたいこと。受験者数、単願合格者数、併願合格者数、特待制度利用状況などのメモをとった。この学校は多くの子が今春受験していた。今年も何人かの子が受けることになるだろう。そして実際に母校になることもあるだろう。
一方でヴォクの方から子どもにこの学校がいいのではない?ということはない。どんなに聞かれてもそれだけは絶対に言ったことがない。逆にここを受けたいと思っていますと言われれば、その学校はこういうところがいいよねーなどとお返事させていただいている。
実力がないと高校を選ぶということはできないのでとにかく実力をつけることだけ考えている。ヴォクの仕事はそこにあって、どこを目指すのかに関与することはあってはならないと考えている。多少なりとも影響を与えることは避けられないがヴォクからは言わない。
選ぶ権利というものがある。
どの高校にどんなよさがあるのかを考える経験は将来ほかの大きなものを選ぶときにも役に立つだろう。
どこに住みたいのか、どんな大学に行きたいのか、海外に行くか、国内に行くか、どんな仕事を目指すのか、どんな会社を目指すのか、個人でやるのか組織でやるのか、・・・。
将来を考えるときに1つは時間の近い方から考えてみるというものがある。高校はどうしようかと。
もう1つは30歳のところから逆算して考えてみるというものもある。どんな自分がいるのか。そこに行くには20歳でどうあったか。
もちろん計算通りにことが運ぶことなどほとんどなくてそれがおもしろいところであるわけだが、計算も何もなく運任せ、出たとこ勝負というわけにもいかない。
話はずっとさきのことというわけではない。高校入学後すぐに文系理系の選択、すなわち大学の学部選びがある。実はいまから1年後に進路に関する超重要な選択の必要がまたあるというのが真実だ。
文系と理系など考えてもいなかったということでは将来の計画が台無しになってしまう。
高校を選ぶときにそこまでは含めて考えておくべきだ。
高校受験の併願パターンを数字や可能性だけで(安易に)示すのはたしかに難しいことではない。
しかしそれをすることは最終最後にしかできない。そう思っている。
夢は子どもの心の中にあるのだから。
plus 早大本庄早稲田の子。光推薦独学図書を用いて予習復習をしている。高校の授業内容だけでは疑問の解決だけで普段の学習が終わってしまう。進学に必要な単位と80点くらいのスコアをとるのはもちろん最低限やるわけだがそれだけになることが嫌で大学進学後のことを常に考えて自分の好きな勉強を自分の好きなようにやっている。彼女の独学力があればそれは可能になっておりわからないことがあってもノートにわかったことまでを書いた上で質問を行うことができる。もしも独学力がないとただわかりませんというわけのわからない質問しかできない。メモをとりなさい、ノートを作りなさい、自分の考えを作りなさい、仮説を書きなさい。そういうことをずっと3年間やってきた。いまはそういうことを言わなくてすむ。
質問があるとGdriveにノートを入れておいてヴォクの方ではヒントを出すという形をとっている。
plus メガネが好きでお気にの同じフレームでもいろんなレンズを入れて楽しんでいる。
ペンのインクはsigno極細のおかげで悩みが少ない。色も48色あり一軍5本を毎日選んで戦える。
問題はメガネの濃度沼のほうだ。
50、60、75、85と濃度が違うレンズのどれをかけるのか迷いがとれず結局数時間おきに掛け替えたりする。
男はだまって100といきたいところだがあいにくパソコソがそれでは見づらい。
15、25は薄すぎるから結局、はじめ50で朝一入ってみてそこからの調整というようなことになる。
カラーも多く悩みはつきない。
茶色のフレームには茶色のレンズ、緑のフレームには緑のレンズ、青のフレームには、と決めているのだが、さてどの色で行こうかと迷うこと自体が苦しみにつながってしまうのでもういっそいま決めようかな。
茶色フレーム茶色レンズ最後は濃度50に全部、さらに倍ドンと大橋巨泉のようにいきたいもんだ。
plus マッサージペン。
木のペンの先がいい塩梅にとんがっておりツボにドンピシャ。
堅い樹種の木のペンの場合は、ツボを何千回押しても頑丈でびくともしない。
ペンで文字が書けるだけでなくツボまでおせるだんて、うれしすぎて涙がでてくらー。
この軸に入れているめっさステキな替芯、JSB-0.5芯【マンダリンオレンジ】がついに残り3本になってしまった。
ここからはいっそう味わいながら書き込もう。
plus 数学の答案の中にコツは書かれていない。
と浦和高校の数学部の子が言ってた。
そうだね。
私はしゃべることもカッコがきで書き込んでいるけれどそれは伝えたいコツがあるからであって通常の参考書や答案にはコツはない。
だから生徒は聴くさけで講師はしゃべるわけである。
学校でもどこでも何勉強でもラジオでも映像でも聴いたことは耳には残る。
それがすぐに説明できるくらいわかるときとわからないときに分かれるがわかろうと努力をし説明できるように練習することでわかるだけではなく説明ができるようになるんだ。
人が話すことの中にはコツがあってそこを聞いておくことで後々そのコツの意味がわかって説明ができて使えるようになることだってある。
いまその場でたとえわからなくとも真剣に聴いておけばあとでつながっていくことさえあるんだ。
この子は解き方を書きながら答案を書く子であってそれはまるで、つぎチャーシューはいりまーすといいながらチャーシューラーメンをつくっているかのうまいラーメン家系あば○さんの店主さんと同じ方式だ。
plus 金一封
東大では出身校を聞かれたときに鶴丸などと答える。隠すこともない。
相手がたとえ知らないどんな学校を答えても名門ですねと言われるのは東大のよくある話。言う方も言われる方も儀式とわかっているのでそれはまるでとりあえず天気の話をするくらいのsmall talk雑談とお互いわかっている。
話が少し変わって、入学試験の入試問題のこと。
たまに入学試験で誰も解けない(ような)入試問題を出す学校がある。
誰も解けないで入試の合否判定に影響力のない問題を出題する意図は何だったのか。
まさか出題者が受験生のレベルを想定できないというわけはない。
学校の教員、教授はいやというほど学生のレベルをわかっている。前年までに採点しているわけだから。
難しい問題を載せると有名雑誌に取り上げられる。今年の名問、今年の難問などといった形で有名雑誌にとりあげられると大学名、学校名を無料で広告できるという効果もある。
雑誌に載って学校名が有名になる。頭のよい子ほどそういう雑誌を買って研究している。結果、名問を入試で出す学校は将来的に名門校になれる可能性が拡大するわけだ。(名問だけに。) 名問題を出題した担当教員は校長から金一封もらったほうがよい。
plus この子は渡した例文集を毎日10文くらいずつ暗誦してしまい英語があっという間に得意になった子で今はエマソンの文章購読などをしている。
自分で勉強ができるようになるのを目標にしているのでエマソンは何としても読んでおかねばならない。
kindleでただで入手した原書を片手に文字通り片手に次の本を読んでいる。板のような端末を使っていればもはや本を買う必要も正確にはなくなっている。古典という古典がただで入手し世界中の人が読めるようになっているわけだ。なんていい時代なんだ。
読み終える頃にちょうど英検準1級を受けることになるだろうか。映画が好きで数社の映画見放題サービスに登録しているが本の方が読み放題になるkindleは学生には絶対に進めておきたい。ヴォクはamazonの回し者でもなくどちらかといえば回されもんの方だが、kindleはいいとだけはどうしても書いておきたい。AmazonClassics Editionとか良すぎる。本がただで読めるって田舎に住んでいたヴォクにはパラダイスなわけ。ほんまもんのパラダイスなわけ(本だけに)。本の虫なら持っておかないと損だし持っていればこそ本の虫になれる。睡眠不足以外になっちゃう以外は困るこたあーない。
Self-Reliance and Other Essays