行政の事務職に決めたとのことだった。大学とスクールのWスクールではなく大学のゼミ以外では試験対策は受けずにどこかの資格学校には諸事情により通わずほぼ独学で試験には通過したと話してくれた。
「あなたの勉強法はめちゃくちゃです。目を覚まして。」と言われて以来、気合が入ったと話してくれた。
そのような言葉を言った記憶はないけど。記憶がないって便利な言葉だね。禁句としよう。
バイトで大学の学費を自分で出したという方だ。今後もどうぞよろしくね。
plus 国語が得意な子に聞いた話。
河合の記述模試がかえってきたときの感想で聞いた話。
まず時間は余るということだった。
たとえば評論文では言いたいことが1つしかないのに、理由、説明、対比、例示(「たとえばー」が一番うまいのはドラえもんだと思うに3000点)など結局言いたいことを際立たせたいだけなのでつかんでいるところはどんどん読んでいるということだった。
ネットでニュースなんかを流し読みするときに近い読み方をどうやらしているようだ。
本はかなりいっぱい読んでいる子なのでそれだけがコツとは言えないかもしれないが、なるほどなーと思ったので書いてみた。
言いたいことを追跡している限りにおいてメリハリをつけながら読み進めることができていて、結果としては全体をある程度高速度で読んでいるということになる。ありがとう、ありがとう。
200字要約の基礎訓練は中2の後半までやっていたのだがほぼ毎回直すところがなくなっていたのでやめた。高校生になっても問題文と一緒に200字要約を(勝手に)書いてよく持ってきているので見ていたがやはり手直しすることはほとんどなかった。記述式の添削課題を毎週やっているが、模範解答より優れた答案を書いてくることが多い。駿台全国模試でも偏差値が爆発しており全国順位でトップクラスのスコアをとっている。
理系で理科の勉強がいっぱいあるのにいつ本を読んでいるのか、不思議でならない。化学の物質名なんかは人の名前にして物語をつくって覚えていると言っていた。陸上選手の名前にして競わせているらしい。謎。
理科を勉強するときにも国語の読解力はかなり必要である。
たとえ挿絵漫画付きのわかりやすそうな参考書であっても書いてあることが書いてある意味で深く理解できる必要がある。
7周読み返してわかってくるのでもなんとかなるができることなら1回読んで内容を理解できた方がいい。
plus メールの話。
お母様の携帯をかりてgmailを出してくれるとき、あるいは諸事情を考慮して、はじめに名乗ってくださる方がいる。そのメールを書いているのがどなたなのかがアドレスを見なくてもわかりやすく大変助かっている。
星野源さんが必ずステージで名乗るのにはどんな理由があるのかわからないが、とにかくだれかわかるって素敵なのである。
その子の書くメールはこんな感じだろうか。
たとえば、
ひかりです。きょうはFeSというのがどうしてFe2SやFeS2でないのか本をしっかり読んで理解できたのでうれしいです。明日なのですが10分入室が遅れてしまうかもしれません。それでもよろしいでしょうか。
みたいに。
それを読んで、FeS がわかったときの感動を思い出しテンションが上がるヴォク。そしてなぜか上がったついでにひかりです、から書かれるその文面が、ヒロシです。にかぶってしまうとです。
たとえば、
ヒロシです。きょうはフェスに参加したとですがすれ違う誰も声をかけてくれなかったとです。しかたなく10分歩いてたこ焼きだけ買って帰ったとです。
みたいに。
あ、返信しとくのを忘れるから退散するとです。ひかりです、ひかりです・・・
plus きょうの高校数学質問が多い条件付き確率。
雨の日にヒットを打つ確率というテーマで解説した。
落合のデータを利用した。個人の趣味です、ええ。
雨の日にヒットが多いのか多くないのかというのはまずもって価値のあるデータでそれだからこそ条件付き確率という概念が生まれた。
条件付き確率って何のためにあるのか、どうして分母が雨の日でかつ雨の日の場合の数ではなく雨の日の確率が分母なのか長年の疑問が解けたと言っていた。
確率の比が確率になるというのはたしかに場合の数の比でないから不思議だったのだろう。
雨が降るのとヒットを打つのは一見独立のように見えて計算してみると実のところ従属していることがわかる。
無条件にヒットを打つ確率に対して、雨の日にヒットを打つ確率が一致していないのがその従属していることの数学的証拠である。
たしかに雨の日はグランドがぬかるむし、ボールに雨が当たるしでヒットの出やすさが変わるのはもっともだ。
フライ野球がアメリカで全盛期だが日本でもフライを打つ人の場合の、「雨の日限定でヒットを打つ」確率というのを算出してみるとおもしろいことがわかっている。
あくまで雨の日しか考えないというのがわかりやすかったようだ。よかったよかった。あと彼女が野球ファンだったので伝わりやすかっただけかも。
plus 光推薦独学図書No.152 大学への数学 ニューアプローチ(研文書院) 読みやすく編集されており、独学しやすい。
とくにB問題はどう考えて解くべきか問題が原理誘導型になっており、考えることで自然に数学の重要テーマ、重要アプローチが学べるようになっている。
たとえばベクトルでは点と直線の距離の公式、点と平面の距離の公式が導出できるようになっており、問題を解いているうちに自然と考え方が身についていくだろう。必要なことはすべてこの本に書いてあると言える数少ない名著で、独学者の真の相棒たりえる頼れる参考書問題集である。非常に残念なことに絶版で見つけたらすぐに買っておいた方がよい。
plus
仕事のとき以外は、つまりオフの時間は目を保護するためにずっとサングラスをかけている。目の調子を維持できる。静かなるドンや只野係長の真似をしているわけでもなければオンの日のイチローの真似をしているわけでもない。影響がないといえばもちろん五輪真弓もとい偽になるのだが。
透明のレンズをかけているときはインプットよりもアウトプットの時間になる。目の前はあまり見えていなくてもよい。世のため人のためになればこれ幸いの時間。
見え具合や頭の調子がキープできるよう屈折率や乱視まで度数などは10以上のあるレギュラーメガネすべてで一定の値で作成、調節している。
違いがあるのはどの光線を中心に通しどの光線を遮るかのところ。いろいろ試しながらでマイカラーに結論はないが、目と頭と相談しながらつけたり付け替えたりしている。
夏はだまって水出しコーヒーみたいに一本調子ではうまくいかない。部屋では寝ている最中もメガネをつけている。部屋とサングラスと私。平松っぽい題字で、まー寝落ちしているだけなのだが。
ほなね。