全国のみなさん! ボヤッキーでなく、ヴォクです。
当たり前のことだが計算式には多め、少なめ、遠回り、近道、そして素直な解法、自己流の解法がある。
どんなやり方でやるかによって得点率にもスピードにも大きな差がついてしまう。
ただ満点をとるだけでは鉄人とは呼べない。
本の解説には多い少ないの差がなく1ページいや一字一句平等に、はじめからすべてが記載されている。
たとえば『親切な物理』のように親切な参考書にはたくさんの言葉が、解説があらかじめ読者の悩みを想定して書かれている。
それを大事にしたかどうか、ささいな習慣の積み重ねが差になってしまう。
だから本から多くを学べるようになるようにならなければならない。一行を一文字を噛みしめて読むようにならなければいけない。趣味のものに対するときのように、はりつけたらいいのかなぁ。
せめてそういうことを伝えたくてヴォクはこの仕事をしている。
身につくまで同じことを考える、身につくまで同じ動きをするというのはいろんなことにつながる(ような)考え方かなー、って。
と、書きながらGoogleしてみると(先の水曜日に来ていた高校生が google という動詞を辞書で調べたら「ググる」と書いてあってたまげたと言ってた。)、錦織圭選手の反復練習についての記事が出るわ出るわ、とまらない数の記事だった。
それだけ多くの人に感動を与える彼の志と努力に、あっぱれ!
ほなね。
今週の気になったことば。
ヒーローインタビューで長く活躍できる理由を問われたときの中日、山本昌投手の返事。
「しつこい性格だからじゃないですか」
ヴォクから見ると彼もまた野球を愛しているようにしか見えないのだけどなぁ。
ホットリップスの花が咲いている。2014年9月 @上尾市
いつも思うことだが大学入試範囲に比べて小学校や中学校で学習する範囲は狭い。
中学までが日本は義務教育であって全員が学習するからに他ならないが、現実的に大学入試の範囲だけが急に広く深い。
そういうこともあるので中学受験する人にも高校受験する人にも最後のスパートに入る前まで、ちょうど部活引退くらいまでは小学生なら中学生内容、高校内容を進めている。
この進め方はおもしろいことに焦点をあてることができるので無理も少なく、何より学ぶ喜びを知ることができるのがメリットになっている。
高校数学に入る際によい参考書がいくつかあるがはじめはそれをあえて勧めずに自由に選んでよいことにしている。
まずはこれ、次はこれ、時期別にあれこれと指示するのは一見効率がよいようでいて、実際には自分で選んでみた本を仕上げるという経験をするのが遅れるというデメリットがある。
失敗はかってでもした方がいい。
いかんともしがたくなってからでも、一度失敗した経験が次のときに役立ってくる。
今度こそ、きちんと仕分けしながら格闘したいという気にもなる。
実際、自分で選んだ本は逃げ道もない。
向かっていくより仕方なくなる。
大学入試数学の過去問を30年分、50年分と演習する最終の1、2年間はそうもいっていられなくなるので絶対の本を勧めるばかりだが、それより前は自分で好きにやる道がたくさんあるのがいい。
おまけ。
難関校入試対策に高校入試版の黒チャートが平成26年秋に出版されている。
教科書の解法で難問をさばくすぐれた問題集である。
時間制限付きで良質な問題演習ができる高地トレーニング本になっている。難関高校受験生の自習書として最適。
『ハイレベル中学数学問題集―チャート式国立・難関私立高校受験対策』
チャート研究所
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中学生の社会理科、高校入試対策は受験研究者の用語集がよい。
とくに『自由自在Pocket』シリーズの用語集は難関校入試対策のマストアイテム。旺文社の同種のものより優れている点がある。
目利きの方はもっているとおもうけれど書いておこう。
当たり前のことだが入試の問題は範囲が教科書であり、解答は用語が基本。
その用語2000なり2800語なりを正確に説明でき書けるのか。
全部必答。
自分で一問一答をつくるのがベストだが文武両道いそがしい中学生にはベストの一冊。
(書名のわからない人は、出版社名が変わっているので自由自在pocket 社会 用語集で検索してください。)
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光推薦独学図書