上尾市にある学習塾|光塾

勉強にはボールペン(3)〜ボールペンとかけて、記憶ととく。 そのこころは、

高校生が76週で1000文を覚えた(エクセル君しらべ) 。

努力家だ。

ヴォクが伝えている独学暗記術(名前はないので仮にそういうふうに呼ぶとする)の話。

初回に文を3つ作ってもらって目の前で暗記してみせるということをしている。

連想記憶術もイメージ記憶術もまだつかわず青ボールペンだけをつかっている。

実際は青ボールペンでなくてもいいのだが「ちちんぷいぷいのぷい」とか「いたいのいたいのとんでいけー」みたいな儀式で。

やることは3つだ。

余計なもんをいれて4つか。

どうでもいいことだが、ボールペンとすごいノートのシリーズだけアクセス数が普段の1.5倍くらいある。ブームなのか。

ボールペンについてならいくらでも書けるぞよ。いや、55回くらいならいけるかも。

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てか、書きたい。

ほないこか。

1、 覚えたい語句に「青ボールペン」か「青ペン」か「オレンジ蛍光ペン」をぬる。

(どこが大事か脳にたたきこみながら読むことができる、20回読むと脳への叩き込みが変わるからペンは引くべき。)

2、立ち上がる。(座っていると腰がいたくてのぉーーー)

3、青ペンを含む短めの文をまるごと覚える。あえて短文で覚えると語句が覚えやすくなる。

ワードで覚えるよりも文の中で文ごと覚えるのはかんたんに言うなら「物語性」ができるため記憶に深く根ざすから。

4、そして3つの短文を同時に憶えるまで覚える。あえて1文でなく3文を繰り返し同時に3つ上から順に言えて下から順に言えて中から順に言えたらインプットは終わり。(座らずに次のサンセットに移る。)

1文でなく無関係の3文にするのは、あえて無関係の文2つでサンドすることでわざと記憶を妨害すると、脳が危機を感じてくれ負けじとそのひとつの文を覚えようとしてくれるから。結果一挙に3文覚えられる。

こっちは命名している。

サンセット勉。よかったらどうぞ(ポンと差し出して)。

15時間以内に再チェックをかけるとなおよい。長期記憶へ移行させたいため。

青ボールペンの語句が言えるかな。

(ここで一句)

ボールペンとかけて、記憶ととく。

そのこころは、どちらもよく、

な・く・な・る。(タッキーアンドつばさ風 いやなんとなく)

(ヴォクはボールペンは絶対になくさない。ヤマトマンさんやヤマトウーマンさんが腰につけるズクのような革のペンケースの決まった場所にしか収納しないから。)

ポイントは一つしかない。

言えるまでやめないというのと、ストップウォッチかタイマーか腕時計か電車が駅に着くまでの時間で制限時間を設けるということ。

つぶやいて自分の耳で聴くとかダビングして自分の耳で聴くとか口ずさんで口で覚えるとか目で見て視覚で覚えるとか最低でもこの3覚は使っておきたいところだ。

25分で15文くらいになったらレベル3。

速度は毎日伸びて行くので新しいところをやるときはきょうは1文のばすぞーなんて気持ちを入れてからはじめてみるといい。

暗記には制限時間とスピードが大切というお話。

(ペンの色は好きな色や種類が効く。テンションが違うから。300人近く1学年にいる学校で1回を除いて他ずっと定期試験で学年1位をとり続けているある中学生の教科書は大事なところが黄色蛍光ペンと赤ペンのコラボになっている。なんでと聞くと「好きなんです」と彼は言ってた。さらに覚えていなかったところにはオレンジさらにピンクとどんどん上塗りされている。ここは好きとかでなくてすごい工夫だ。何回も塗られてるところは脳が覚えたがるだろうから。)

(脱線) 青ペン,記憶,と言えば、『速読英単語』必修編の第2版は重要語が青太字であり第4版では赤太字である。どちらの色の方が記憶が進むのかは実際にやってみたらすぐにわかる。

その違いは、チェックシートをかぶせたときに色が消えるか否かにある。

もっと大きな違いもある。

(参考) 暗記術はヴォク自身学生時代にいろいろためした。

このサンセット勉の手本にしたのは有名なシュリーマンである。

シュリーマン伝』によると、シュリーマンは憶えるときに以下のことを心掛けていた。

(1)非常に多く音読すること

(2)決して翻訳しないこと

(3)毎日1時間あてること

(4)常に興味ある対象について作文を書くこと

(5)(4)で作成した作文を教師の指導によって訂正すること

(6)前日直されたものを暗記して、次の時間に暗唱すること

(つづく)

オキニのボールペン、ハカランダの「アカラン」(あー、やっぱ名前つけとるのね)

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山杢のタイガーウッド「赤富士」(杢が富士山やね)

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手入れは革ケースも木も同じもので「かわたつ」を使っている。料理だけでなく磨いてもうまい。

「長文読解の達人位」の「達人」シャチハタ印のネタ元になっていることは言うまでもない。

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「かわたつ」もミンクオイルも何もつけずにキョンセームでふくだけにしている木と比べると黒くなるのは早まっている。

色んな育て方ができるのもまたおもろい。