壁にあたってからが勝負。
勉強していてまったくわからなくなるのは勉強が脳の限界まで来た証拠。
ここ限界まではみな到達する。
誰もが「わからない」という地点まで必ず来る。誰もがわからないことを抱えている。
しかしここで何がどうわからなくて逆にどこまではわかるのだろうかと分解したり言葉にしたり自問自答したりしてみる、つまり粘るのか、それとも単に捨て去るのかどうか次第で、自己能力の以後の拡張か停滞かが決まる。
あきらめない者は角度を変え大きさを変え手を変え品を変えもがきながら、自己の能力をストレッチしている。
最終的にその場でその難問題が解決できなかったとしてさえ、経験が残る。
次に同じ問題にぶち当たったときには経験を積んでいる分だけ前回よりは少しだけよいアプローチ(接近)ができる。
かたや、わからないからと即座にその場で試行することを放棄した場合には次にまた同様の問題にあたったときに初回となんら変わったアプローチをとることができず結局また苦労してしまう。
問題から逃げずに、できる範囲で考え続けてみることが問題解決に近づく唯一の方法であって、経験を積むことでしか解決の糸口は見つからない。
幸い、この経験というものは足し算でできており、基本的に増えることはあれど減るということがない。
したがって経験は積めるだけ積み込むのがよく、失敗は買ってでも出る方がいい。いや買って出ると言葉には言うけれど失敗するのに基本、金はかからない。
自分でできることを増やそうともがきまくるだけで経験は増え力は増す。
だから、壁にぶつかったならチャンスなんだ。
失敗するのは当たり前、その壁にどう挑むかが今、問われている。
(影響されて)