塾生がいつものようにメールで学校で行われた中間試験結果を戻ってくるごとに教えてくれた。
ついでに今度学校で行われるという「確認テスト」の範囲表も添付されていた。
今までの範囲なのでとくに対策というものは何も一切しないけれど珍しい試験があるものだ。
過去6年間では初のケースだな。
中間試験と期末試験があってさらに確認試験があるのだなと。
メモメモ・・・。
同じ学校でも二期制と一期制では学習のスタイルにも影響がある。二期生だと年間の定期的な試験が4つと比較的に少なくなっているので。
三学期制の学校では年間の定期的な試験が5回ある。その上さらに確認試験があるのとないのとで何かの変化があるだろうか。それを実験・測定しようという試みなのだろうか。
塾生に聞いてみよっと。
この学校は前回の定期試験で出した問題の一部を次の定期試験でそのまま数字も変えずに出すなど「確認」というものに真にこだわっている学校だ。
確認を徹底しているのが試験問題からもしっかり伝わってくる。
きょうは中3, 10月の会場模試(北辰テスト)結果が戻った。
教科別にじっくり眺めた。5科、3科とも年度当初の塾生平均目標は達成。(平均68, 全員65以上が私の個人目標.)個人は未達で次回に持ち越し。
ここ数年毎年同じ数字を目標にして指導・運営している。
個人別に見ると前回9月よりも全員が数字(偏差値)をさらに上げてきている。
結果はただの結果に過ぎないが、会場模試なので、答案用紙以外には結果しか見るところがない。
この模試は経過などを確認するために全員必修、過年度とも比較して進捗確認に利用している。
どういう過程を経たらどういう結果になっているのかを想像しながらあーでもないこーでもないと長時間見る。
志望校までの距離という点は念入りに確認し、鉄人計画、連絡帳の月間計画、週の子別セルフ課題へと落とし込む。
ずっと何年間も読み解き・要約と書き直しを続けている国語の塾生平均が5科目で最高の数字になった。
やはり練習に熱意と時間をかけたのに比例するものかな。(でも国語が600英文と1250単語覚えた光英語や、鉄人数学まで抜いたのには驚いた。土俵が違うので比べられないけど。)
練習は裏切らない。
本気で望んだところ、目標というものがある。
夏休みにそこをめざしてやったことは今結果として帰ってきている。
そしていま取り組んでいる練習の成果も11月12月1月までにジワジワと現れてくる。
今練習すれば必ず今後帰ってくる。
ブーメランよりも精確に。
たとえば、「動物の鉄人」がいたとして模試で「動物」の問題が出題されたときに悪い結果をとることは基本的にはなかなかありえない。
知識にはそういうところがある。
いま取り組んでいるテーマを極めることなくして教科の上達というものはない。
いま取り組んでいる目の前の1問の習得なくして分野の上達というものはない。
だから、いま取り組んでいる目の前の1問だけに集中していこう。
この1問についてなら日本一よく解けるというくらいの覚悟で取り組めているなら何も問題ない。
勉強ブーメランはそういうふうになっている。
画像はヴォクが高校受験生だったときに使っていた本。こういう本はなつかしくて捨てられない。ラサールのいとこの真似をして「A級中学数学問題集」や「ぐんぐん数学」と一緒にずっと解いていた。「難問」は139問と問題数こそ少なかったがおもしろい難問題揃いで5周くらい繰り返した。
今で言う「1対1対応の数学」みたいな本だった。
「A級」の方は今でも現役で「1対1の数学」と合わせてウラウラコース/早本コースの必修教材になっている。