ヒカリ

DEEP RIVER 光

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どうでもいい話(172)自分の気になること

どうでもいい話。

自分の気になることを考える、調べる、尋ねるのと力は比例する。

自発的な学習をしている子の特徴は多数ある。

その最たるものに自分のわからない点を聞く。

自分の考え方ではどうかを尋ねる。

ということがある。

それができていたら、自発的な学習をしているとヴォクは判断している。

模範解答例がどうあるのかもたしかに大事だがもっとずっと大切なことがある。

それは自分の頭の中に今あるものだ。

ときには解答が正しいのか疑ってみることすら必要となる。

自分の考えや知識の中で気になることがあるとして、そのことについて確認するチャンスを逃すのはもったいない。

それは是非確認した方がいい。

自分の気になる方へ、自分のやりたい勉強の方へと進もう。

自分のやりたい勉強をやれとヴォクも言いたい。

人は他人に言われてやらされて勉強や研究をやっても身につけるが、自分で調べたり考えたりしたときには知識は真に自分のものになる。知識が深まるのは自分の中で自分流に自分なりの仕方で吸収するときだ。

きっかけはなんだって構わない。自分で実際にやってみて(許されるならたくさん)失敗して、もしもさらにそこから立ち直ったなら、その同じ失敗を繰り返すことをしまいと心がけることだろう。

「夏休みの自由研究」は強制という点で不自由であるかもしれない。

しかしテーマも自分で決め内容も自分の気になっていたことにして、自分の好きなだけ調査実験研究開発するならば、知識は増える一方で続けたら自由な研究者が誕生する。

自分の身体は自分が一番よくわかるという言葉がある。

自分の知識もときに人から発問され問題意識を持ち、ときに自問自答し考察を深めてゆくなかでここはまだわかっていない、もっと知りたいということが自ずとわかってくるものだ。

あきらめずにそれをつきつめてみようと何回もアタックしてみることは、従って大きな力となるだろう。

質問の数と学力は比例する。

すこし厳密には抱いている疑問の数と学力は比例する。

たくさん知っている人はたくさんわからないことを抱えているものだ。

ホーキング博士が30年くらい前に宇宙のことを説明するときに風船の例えを使っていた。膨張する宇宙はちょうど人が膨らませている風船みたいなものだと。

宇宙がそうであるか否かヴォクにはわからないが、知識だってそんな風なんじゃなかろうか。

わかっていることが膨らむとその先にわからないことがもっとたくさん広がっていることに気がつく。

授業の第一声はいつも同じだ。

「質問はありますか。」

何にもありませんというのは何にも考えていませんということと同義だ。

本当は未解決の問題をたくさん抱えているに違いない。

その中のいくつかを一緒に考えよう。