連日のように入試と発表が続いている。
毎年当たり前のことでも2月までで会えなくなるとわかって悲しい。長かったはずなのにあっという間。入学試験はぼくの仕事ではゴールにもなっている。
その(あくまでぼくの仕事の)最終ゴールの入試の話だが、
一般論で、日本の学校の入学試験(一般入試)は制限時間が異様に短い。長いところがあまり多くない。
1教科に3時間、1日おきに10日くらいつかったらいいのに。(いや、そんなにつかったら1、2校しか受けられなくなっちゃうし!)
そうしたらアドミッションポリシーに合った学生を集めることだってもっとできる。(だからAOがあるのでは?)
うん、10日は無理でも、ちょっとだけ時間を長くしてもいいかも。
たとえば公立高校の入試問題の数学。
ここ10年くらいの全国高校入試問題集(通称ぜんこーにゅー)を今年も塾生みんなで解いている。過去問はたのしい。過去問がすき。過去問があったらほかの問題集はあまりいらない。過去問っておもしろい。
でも、制限時間が短すぎる。
最近の宮崎県の折り紙を折って空間に図形を描く良質な問題さん。
せっかく面白い問題なのだからせめて120分くらいちょーだい。素早く正確に解くってことは必ず、ゆっくり考え抜くことよりも重要なのだろうか?
つい最近の埼玉県の平面図形の良質問題さん。正答者が500人に1人です。もう少しじっくり考えたいのですが。
どうして50分は50分なのだろうか。誰が決めたのだろう。トイレの問題なのか。まさか去年50分だったから今年は49分でもなく51分でもなく55分でもなく、50分で、なんて理由だったりして。前年と同じでないといけない理由は何だろう。伝統にのっとるため?
いいものを継承するため?
試験形式を同じにして入試実施の混乱を避けるため?
でもなんで50分なんだろう。
ぼくは5という数字がめっさ好きだけどなんだか納得できないな。
せめて40分(それ、減ってるからっ!)
いや、40分増やして100分という意味です。あ、50+40は90分か。まぁ問題によって必要な時間は変わるけど50分は短い。
でも一部の国公立大学の学部の入試では試験時間が結構ある。目を休めるつもりが間違っていささか寝てしまって起きても間に合うとまではいかないが結構長い。試験が丸2日にわたってあるってのも悪くない。連続日実施だけど。
そういうときに途中から退室ができるまるで大学の定期試験みたいな制度はテンションがおちるなぁ。でも手がとまってもう進まないくらいまで時間がたっぷりあるってことか。短いよりはよかばってん。
というわけで、
今日の試験、時間いっぱい。
解けるやつから解いて解けないもんは後回し。後から戻ってきたらもう時間のなかけん、てきぱき処理する。これ、スピードテスト受験の極意なり。
またね。