一冊をたいせつにするのと成果は比例する。
一冊を完璧にしないで何冊も完璧になるわけがない。
2冊を6割ずつやったら量の点で1をこえる?
0.6+0.6=1.2?
そうだろうか?
実際には1に届かないのは集合の絵を描いてみたら想像できるかも。
上の6割と下の6割を足したところでまだまだ端の方が白い。
はじめから1冊の図書を徹底的にやっていたほうが1になるまでは速いかも。
物理的なことだけじゃない。精神的にもやり残すのはもったいない。レストランで2品頼んで好きなところだけ食べるようなものだ。そういう食べ方はあまり美味しくない。
はじめからラーメン全乗せだけ頼んだらいい。そしてそれを一滴残らず食べ尽くす、そういう1杯の食べ方もあるんじゃないか。
ホーム図書はどれだろう。
教科書か、参考書か、問題集か。どれか決めたら最後までやり通すのがいい。
ほかは、ホーム図書の補完図書として救援投手になってもらったらいい。
ホームホーマーホーメスト。
選んだ本が最もホーム。
ホームでだけは負けないんだ。
利用例)
1、英文法をマスターするため、3年分の英短文600文が載った1冊を1つ残らず理由ごと完全に覚える。
2、歴史をマスターするため、3年分の歴史用語2000語が載った1冊を、1つ残らず流れごと完全に覚える。
3、数学をマスターするため、1年分の重要問題300題の載った1冊を1つ残らず論理的に自力で解けるようにする。
副産物)
1冊を極めると頭の中に構造=地図=マップ=目次が出来上がる。
するとこれまでバラバラであるかのように見えていたAとBとがつながって見えるようなことが多くなってくる。
森を見ながら木を見ることができるので木の理解がますます深くなる。
木の理解が深まるのでますます森全体をつかめるようになってゆく。
これを森勉という。