数学を解くときにも考える帽子をかぶりなさい。
数学の問題を解くときによく子ども達が口にする。「解説を読んだらわかりました。」
「解答をフォローすることはできました。」
うんうん。追跡の帽子、強力だね。
でもざんね~ん!試験のときに解説はないんよ。
解説を見なくても解決策が思い付くようになりたい人へ。方法はひとつある。
それは、自分で思い付くまで、今度は解答を見ないでウンウンうなりながら考え続けてみること。
寝ながら解説を読むのは追跡の帽子。フォローの帽子。
机に向かい、紙の上に書きながら自力で考える。じ・り・き。考えつくまで何回試行錯誤したっていい。いや、思考錯誤したっていい。間違えた方が次は間違えにくくなるものだ。
間違えたら、次は間違った道を避けようとする。
間違えながら段々と正解に近付いてゆけたらいい。それがセルフラーニング。
3回間違ううちにはいろんなものが見えてくる。間違えながら成長してるんだ。
間違えたからこそ成長したんじゃないか。
3回解答を読んでウンウンと納得する、そして解答を暗記するような学習法もあるだろう。
でも自分の頭で考えて、1回間違える、そういう勉強法だってある。難問は頭を鍛えてくれる。
難問があったらそれを自力で解決できないか、時間をかけて考えてみよう。30分が惜しいって?もっと要領よくやりたい?
30分かかったとしても、答えに辿り着けたなら、よかった。おめでとう。
考える帽子が1サイズアップだ。
30分考えた人は、答えをすぐに見て写した人よりたくさん頭を使った。ああでもない、こうでもない、キー、って。そのキーごとに考える力が大きくなっている。おめでとう。
自分の考える力を過小評価してはいないだろうか。
自分には到底思い付かないよ、って。
それは考える帽子をかぶろうとしていないだけだ。
考える力を使おうともせずにシャットアウトして、考えることが停止モードになっている。
ためしに考える帽子をかぶって、ひたすら考えてみてごらん。思い付くまで張り付いてみてごらん。
自分にできることが見つかるんじゃないかな。
ほな、今朝も行ってきマウス。