考える帽子をかぶりなさい、とコーチが言う。学生には空き時間に考える帽子をかぶることをコーチは勧めている。
空き時間にボーっとするのはもったいない。
もったいなさすぎてもったいないオバケが出ちゃうよ(CMかっ!)。
自分でどんどん考えられるようになると作業速度もドンドン速くなるものだ。
自分で考えることと学習時の作業速度は反比例しない。
考えたら考えこむほど作業速度も速くなる。
鉛筆が止まるのは、思考が止まるからだ。
作業が止まるのは、思考が止まるからだ。
人は思考の速度で作業している。
例えば~(BGMはB'zで)、コーヒー店に行く。
店内を見渡すと一人や二人いるんじゃないか、勉強している学生が。
彼らはなんでそんな雑踏の中で勉強するのだろう。
きっと自分を追い込むためだ。
制限時間。
周りの目。
ティーの残量。
店員の視線。
時間が有限であることをヒシヒシと感じながら作業に没頭できる。
だってそこには本と茶しかねぇ!青茶と黄茶とセイロン茶しかねぇ!
よし、右の両津兄さん(ヴォクのこと)がいなくなる前に、この問題を絶対自力で解けるようにしよう。
よし、このページの公式を暗記したらセイロンティーを一口すすろう。はやく飲みたいなぁ、くぅ~(>_<)
彼らは自分に期限を設けながら、ドンドン作業する。
その期限の設定が彼らの作業速度をますますはやくする(無生物主語構文で)。
(あ、青茶は青チャート、黄茶は黄チャートのことです、念のため。)
たとえばー(BGMは…月の歌で)、電車の中を見渡してみる、いるんじゃないか、単語帳や英短文集を片手に黙々とブツブツひとりごちている美しい学生が。
うつくティ~~~っ!
彼らは目的の駅をストップウォッチにして、毎日まいにち練習を課しているんだ。
毎日まいにちぼくらは電車の~、上で覚えて、嫌になっちゃうよ~♪(泳げタイヤキ君にのせて)
彼らのコーチは電車の駅。駅が丹下コーチになって、はっぱをかけてくれる。
やれ、やるんだ、ジョ~~~っ!
日常は考える帽子を身に着けるチャンスに満ちあふれている。
授業を受ける。言われたことを聞くんじゃない。書かれたことを写すんじゃない。
考えるんだ。先生が次に何と言うのか?って。
予測するんだ。先生は黒板に何と書くのだろう?って。
考えるんだ。あれはあれでいいのかね?って。
(つづく)