大学入試センター試験の話。略してセンター。
土日に行われたセンターの受験生が自己採点結果を予備校に提出する。いま学校や予備校では自己採点中だ。
予備校は集計し、集計結果と志望校判定をセンター受験生に返却する。
これにより受験生は大学に出題前から自分のセンター得点の位置や合格可能性を知っている。志望者内順位と合否予測は分母がかなり大きいため、非常に正確なものだ。
これが大学入試センター試験に派生した、独自の制度、センターリサーチ。
もちろん二次試験の配点が高い一部分の国立大学などでは足切り以上の点さえセンターでとっていたら、再度本試合に持ち込めるのだからセンターの得点ばかりに一喜一憂していても仕方がない。1対4で二次試験重視の学校さえある。(テレビのお笑いクイズ番組で言えば、今までが1万点で、最終問題にだけスコアが4万点もらえる、そういう感じ。)そこではセンターは予選の位置付け。逆に国立大学でもセンター重視の学校もある。自分に有利な学校を探す必要もある。
国立大学の二次試験は大学別に行われ、リサーチなんてものはなく、今度はそのまま発表の運びとなる。
センターの点もさることながら二次試験へ向けてどれだけの準備と練習を積み上げてきたか、それが出願先大学確定の分かれ目となる。
また私立大学のセンター利用入試の場合は一般に二次試験がないため、対象科目のセンター試験のスコアのみで合否が判定される。私大受験生でセンター利用で私大に出願する場合、合格するまで大学には足を運ばない、ということも生じ得る。
もちろん私大にも大学が独自に行う一般入試がこれから別日程である。こちらの入試形式に出願する人は大学所在地や地方会場で私学の独自試験を受験する。
いずれにせよ、自分の受ける大学に向けて最終的に考える重要な日となっている。
(高校1、2年生から聞かれたので花波日記にも記しておきました。)